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ユーザーに届かない登録確認メールを半減させるプラグイン「mailcheck.js」

By Helga Weber

ユーザー登録やアカウント作成を行ったあと、登録したメールアドレス宛に仮登録メールや最終確認メールが届く流れになっているシステムはあちこちにありますが、登録時にメールアドレスを間違えてしまうとこのメールが届かず、「もう面倒だからいいや……」と諦めてしまう人が出てしまいます。サービス提供者にとって大きな痛手であるこの「確認メール不達」という事態を減らすため作られたJavaScriptライブラリとjQuery用プラグインが「mailcheck.js」です。

Kicksend/mailcheck · GitHub
https://github.com/Kicksend/mailcheck

How we decreased sign up confirmation email bounces by 50% - The Kicksend Blog
http://blog.kicksend.com/how-we-decreased-sign-up-confirmation-email-bounces-by-50/

スマートフォンやPCからフォトアルバムを簡単に作成できるアプリを提供するKicksendのアカウント登録フォームは、必要事項を入力した後に確認メールを送ります。新規ユーザーはそのメールを受け取ってアカウントを有効化する必要がありますが、常に一定数のうまく届けられないメールが存在します。


確認メールを新規ユーザーが受け取れていない場合、ユーザーは再度登録し直すか、メールアドレスを変更するためにKicksendへ連絡をとらなければいけません。Kicksendはどのようにすれば届かない登録メールを減らすことができるかを考えました。新規ユーザーへ届かずに戻ってきた確認メールのパターンを調べてみると、「hotmail.con」「gnail.com」「yajoo.com」など、大半がメールアドレスのドメインのスペルミスであることが判明。

By Lel4nd

そこでKicksendが作ったのが、ドメインのスペルミスがあると正しいスペリングを自動的に示すプラグインである「mailcheck.js」。下記画像のように、間違った入力内容にすぐ気付くことができるようになっています。このプラグインを実装すると効果はたちまち現れ、戻ってくる登録メールはなんと50%も減少しました。


Kicksendは「軽く促すだけでユーザーを常に正しい方向へ導くことができます」と話しています。プラグインはGithub上でソースが公開されているので、必要な人は誰でも使うことが可能です。

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in メモ,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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