iPhone 5sで撮影したファッションショーをバーバリーが公開

9月11日に発表されたiPhone 5sを14台使用してバーバリーが2014年春夏コレクションの様子を撮影したムービーが公開されました。これまでショーの様子は少なくとも4K解像度のカメラで撮影されていましたが、スマートフォンのカメラを使うのは初の試みだとのこと。映像はビルボードやバーバリーの店舗等へストリーミング配信されました。

Burberry's Christopher Bailey talks iPhone 5S, being mates with Jony, and the new spring/summer 2014 collection - Pocket-lint
http://www.pocket-lint.com/news/123689-burberry-s-christopher-bailey-talks-iphone-5s-being-mates-with-jony-and-the-new-spring-summer-2014-collection

実際に撮影に使われたiPhone 5sはこんな感じ。

カメラはランウェイに9台、屋根に3台設置され、残りの2台は会場外でのセレブ撮影に使用されたとのこと。真正面からランウェイを捉えるiPhoneの様子はこちら。

iPhone 5sで撮影したファッションショーの様子は以下のムービーで見ることができます。

Full Show - Burberry Prorsum Womenswear S/S14 - shot entirely with iPhone 5s - YouTube


ランウェイに設置されたiPhoneは全部で9台ということで、さまざまな角度からショーを捉えています。

観客席から。

ランウェイの前方から。

屋根に設置された3台のiPhoneはレールを使い、モデルの歩みに合わせて動きます。

どんどんモデルが出てきて……

ショーのラストに舞う花吹雪。

バーバリーのクリエイティブ・ディレクターであるクリストファー・ベイリーさんは「なぜiPhoneを使ったのか？」という質問に対して「Appleはテクノロジーをさりげなく、自然な物へと変えました。私たちはよくトレンチコートをさりげなく、エレガンスな物として語りますが、私はAppleがそれと同じ哲学を持っていると考えています。美しくデザインされているのに、どこへでも持って行ける。また美しいイメージを作り出し、今日のようにさまざまなシチュエーションでも使えるのです」と語ります。「今日この新しい電話の中に私たちは全てのコンテンツを得ています。このカメラを使ってショーをストリーミングで配信したのは主に質が理由。私たちはコントロールするのに7人もの人が必要なカメラを使うのではなく、この小さな電話を使いました。iPhoneを使って映像を何百人もの人に配信したのです。これは驚くべきことです」とのこと。

ベイリーさんによれば新しいiPhoneの中で特によかった機能はスローモーション。AppleがiPhone 5sを発表したのが現地時間の9月10日で、バーバリーのショーが行われたのは16日、iPhoneを使った撮影は前もって計画されたことではなかったものの、約15分の映像はカラフルなコレクションを美しく捉えています。ベイリーさんは「ファッションとは人々が進化し、変化する方法の一端であり、テクノロジーとは人々が互いを理解し、影響しあう方法の大きな部分を占めています。これらのテーマは共同体と空間です」として、バーバリーにとってもテクノロジーが非常に重要であることを語りました。