ムービー

CGキャラクター「WALL-E」を実際に作ってしまったら驚異の完成度だったムービー


ピクサーが制作したアニメーション映画「WALL-E」に登場するウォーリーは、フルCGで描かれたロボットであるにも関わらず、まるで人間のように愛嬌たっぷりの演技をするキャラクターですが、なんとそれを実物で再現してしまったらこうなったというのがYouTubeのGeek Weekチャンネルで紹介されていた下記のムービーです。

Making a Real Life-Size Wall-E Robot (Geek Week!) - YouTube


今回のウォーリーを制作したのは「WALL-E Builders Club」のメンバーの一人であるMichael McMasterさん。オレンジ農場を営みながら趣味でロボット制作を楽しんでいます。「スター・ウォーズ」のファンのようで、「オレンジ+デス・スター」デザインのTシャツが素敵です。


このプロジェクトは2007年ごろ、Michaelさんと友人が「『WALL-E』というロボットの映画が2008年に公開されるらしい」という情報を耳にしたことがきっかけでスタートしました。Michaelさんは、映画「スターウォーズ」シリーズに登場するドロイド「R2-D2」を実際に制作するクラブ「R2 Builders Club」にも所属しており、そのクラブ内で「じゃぁ『WALL-E』も作っちゃおうぜ!」と盛り上がったそうです。

By Alan

5年の期間を経て作品に出てくるウォーリーそっくりに作られたのが、こちら。かなりの再現度です。


Michaelさんと並ぶと大きさはこれぐらいで、けっこう存在感があります。


制作当初は、材料に木材系の合成材であるMDFを使っていたのでパーツが重くなっていましたが、Michaelさんが軽量な発泡スチロールに変更したことで軽量化に成功し、頭部の動きを再現するサーボモーターを組み込むことに成功したそうです。


仕上げには紙を貼り、その上に塗装することで各部の質感を再現しているそうです。


YouTubeやネットなどでウェザリングの方法を調べ上げ、少しサビた感じを出すことに成功しています。


鉄の重量感が伝わってきます。


もはや紙だとは思えない……。


ソーラー・チャージ・システムパネルの再現のために……


クラブ内のメンバーが、特製の電子基板を作ってくれたそうです。


お手製のパネルを装着して完成。


特に苦労したのが、クローラー(キャタピラー)部分だそうです。スクリーン上では問題が無かったような部分も、現物を作ってみるといろいろ問題が出てくるようで、「アニメを作ったCGクリエイターは現実の世界なんて気にしなくていいけど……(苦笑)」という言葉が苦労を物語っています。


左が最初に制作したクローラーのプレート単品ですが、これでは問題があったそうで、右のような土台パーツを別に作り、その上から装飾用のパーツを貼り付けて完成させるという苦労があったそうです。


左右のクローラーで68枚のプレートを作る必要があり、手にしているような型を作って量産したとのこと。


底部のパーツは、Michaelさんが溶接して作り上げたそうです。「登り道はまだ苦手だけど、平らなところだと問題ないよ」ということです。


クローラーの制作風景はこちら。
WALL-E Track Test Number Two - YouTube


操作にはラジコンに使うようなプロポを使っており、右スティックで前後左右の動き、左スティックで頭を操作するようになっています。また、左右にくっつけてあるリモコンのスイッチを押すと、ウォーリーがしゃべったり音楽を再生するようになっています。


プロポのスイッチで眉毛を動かすことも可能。この状態でリモコンのボタンを押して「ウオーリィー」としゃべらせると本当に生きているみたい。


こうやって並んでみると、まるでMichaelさんと会話しているようですね。


このウォーリー、まだまだ発展途上だそうで、今後は腕の動力源をアクチュエーターに変えて動きをよくしたり、指部分の動きを改善させていく予定だとか。最先端技術のおかげでASIMOキロボのようなロボットが生まれてきていますが、このウォーリーみたいなロボットと一緒に生活するのもステキな気がします。

なお、Michaelさんは自分のWebサイト「McMaster Robot Projects」上で、自作のウォーリーやR2-D2に関する情報を発信しています。例えばこれはR2-D2と一緒に幼稚園を訪問したところ。


R2-D2はヴァージン・ギャラクティック社の民間宇宙船スペースシップ・ツーのドロイド・ソケットに収まって写真を撮ったこともあります


また、カリフォルニアで開催されるマンガ、アニメ、ゲームなどのファンの交流イベントComikaze Expoにも登場し、注目を集めました。
WALL-E at Comikaze 2012 - YouTube

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in 動画,   アート, Posted by darkhorse_log

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