世界中の旅行者に手料理を振る舞うことでお金をもらうサービス「Kitchhike」

料理を通して外国人と交流する機会として、日々の料理でお小遣い稼ぎをするツールとして、料理を作るすべての人に、社会との新たな接点と出会いの機会、お金の新たな稼ぎ方を提供するのが旅人に手料理を振舞うことでお金をもらうサービス「Kitchhike」です。

Kitchhike
https://kitchhike.com/

Kitchhikeは「料理を提供したい人=COOK」と「料理を食べたい人=HIKER」の2つのニーズをマッチさせるオンラインプラットフォーム。HIKERは旅の最中に世界中の食卓を検索することが可能です。食卓を探すときは、まずトップページから国を指定します。

試しに日本を選択し、「GO」をクリックします。

すると、日本で料理を提供してくれる「COOK」の食卓がすらっと表示されました。

場所を細かく指定することも可能。

食卓の雰囲気も人によってさまざま。以下の食卓は和牛・鮮魚・野菜を使った料理、手打ちそば、自分で作るたこ焼きが日本酒と一緒に楽しめる食卓で、価格は80ドル（約8200円）。なお、COOKは料理内容・価格・日程を自身で決めることができます。

同じく日本の食卓ですが、こちらはおにぎりパーティー。価格は15ドル（約1500円）

「Map」をクリックすれば、Googleマップ上で食卓のある場所を確認することができます。

COOKのプロフィールも確認することが可能です。Ikumiさんはクックパッドで料理を公開しているデザイナー。事前にチャット等を行い、COOKと連絡を取ったり、Kitchhikeを経由せずに直接予約を取ることも可能です。

現在、日本・韓国・中国・タイ・マレーシア・フィリピンなど世界6カ国32の食卓が登録されています。以下はマレーシアのWei fengさんの食卓。10ドル（約1000円）です。

タイ・バンコク在住の料理好きの女性Pitchさんの食卓は38ドル（約3900円）

豆腐とカニの炒め物や豚肉と赤カブのスープなど、日本人の口にもあう中国料理（30ドル/約3100円）を作るのは上海在住の日本人・Tadasuさんの食卓。

ハーブやフレッシュな野菜を使ったフィリピン料理（15ドル/約1500円）を提供するのはDaneeさん。

キムパプ・トッポギなど韓国の屋台料理を10ドル（約1000円）で提供しているのはNamDさん。

フランスからは「日本食が恋しくなった旅行者に」ということで、30ドル（約3100円）でお好み焼きなど、好きな日本食が提供されます。

これは山本雅也さんと藤崎祥見さんの2人が立ち上げたプラットフォーム。COOKはプラットフォームに無料で食卓を掲載でき、HIKERのプロフィールやメッセージから受入れ可否を判断。集客、決済、サポートはKitchhikeが行い、予約が成立した時にコミッションが発生します。なお、プラットフォームに掲載されている食卓はKitchhikeが事前にクオリティをチェックし、承認されているとのことです。

なお、実際にベータ版のモニターとして既にサービスを利用した人の体験談も公開されており、今後、本格的にサービスが展開していく予定。現在は英語版サイトのみですが、日本語版サイトも2013年6月からスタートします。