マイクロフォーサーズ対応でコンパクトなデジタルシネマカメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera」、4K対応カメラも登場

デジタルシネマカメラというと非常に高価でボディも大きなものが多かったのですが、各種映像機器を扱っているBlackmagicからなんとマイクロフォーサーズ規格のレンズが使用可能、保存フォーマットは1920×1080のCinemaDNG RAWとApple ProRes 422 (HQ)に対応、しかも直接SDカードに記録可能、なおかつ本体サイズは非常にコンパクトというとんでもないデジタルシネマカメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera」が発表されました。同時に4K(3840×2160)対応でこれまた非常にポータブルなサイズの「Blackmagic Production Camera 4K」も発表しています。

Blackmagic Design: Blackmagic Pocket Cinema Camera
http://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagicpocketcinemacamera

見ての通り、マイクロフォーサーズ規格に対応しており、既存のさまざまなレンズがそのまま利用可能

横幅は128mm、重さは355g

ちょっとしたデジタルシネマカメラとしては異様なほどの小ささとなっており、見た目は完全にデジタル一眼カメラレベル。

胸ポケットに入れようと思えば入れられるサイズ

背面のあるモニターは3.5インチ(800×480ピクセル)、撮影しながらリアルタイムでプレビュー可能となっており、録画したムービーもすぐに再生して確認可能。1:1の大きさまでズームして確認でき、SDカードはHFS+かexFATでフォーマットされたSDXCに対応しており、WindowsでもMac OS Xでも利用できます。

接続用のポートもmicro HDMI・3.5mmステレオジャックなどに対応し、リモートコントロール用のLANCにも対応しています。

バッテリーはニコンのEL-EN20形式バッテリーを利用できます。

価格は10万1800円で2013年7月発売、ただ安いだけでなくちゃんとこのように各種アクセサリを追加しまくって本格的な撮影も可能です。

また、同時に4Kに対応した「Blackmagic Production Camera 4K」も発表されています。

Blackmagic Design: Blackmagic Production Camera 4K
http://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagicproductioncamera4k

見た目はこんな感じ

EFマウントに対応しており、各種レンズが使用可能

映像記録は取り外し可能なリムーバブル2.5インチSSDで行うようになっており、4KサイズのCinemaDNG RAWとApple ProRes 422 (HQ)に対応、4K解像度で記録すると36分で240Gb・72分で480Gbとなっています。

背面は5インチのタッチスクリーン

スタンダードな各種接続もちゃんとサポート

あとで編集する際に便利なメタデータはその場で入力可能

サイズや重さはこうなっています

価格は40万6800円で2013年7月発売。100万円や200万円台のデジタルシネマカメラが多い中、50万円を切るこの価格帯でこれだけの性能があれば十分というケースも多いはずです。