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無償版サウンド開発ツール「CRI ADX2 LE」の提供がスタート、Unity Pro対応でアプリ組込も可


最先端のゲームサウンド制作現場でのニーズやノウハウを反映し、高度なサウンド演出から細かい音の調整まですべてをツール上で直感的に行うことができるサウンド開発ツール「CRI ADX2 LE」のダウンロード提供が本日からスタートします。このツールはCRI・ミドルウェアが開発したインディーズゲーム開発者向けの無償版ツールで、ゲームエンジン「Unity Pro」に対応しており、制作したサウンドはiOSやAndroid、PC向けのゲームやアプリに組み込むことが可能となっています。また、WAVフォーマットでも保存できるため、ゲーム以外でもいろいろな活用が可能です。

ADX2 LE - CRI Middleware
http://www.adx2le.com/



CRI、無償版サウンド開発ツール「CRI ADX2 LE」の提供を開始 - CRI Middleware
http://www.cri-mw.co.jp/newsrelease/2013/2nt4hm000001u75n.html



ADX2 LEは高圧縮・高音質・低負荷な独自のサウンドコーデックを備えているため、48kHzのステレオ音楽を音質を損なうことなく最大1/16まで圧縮可能。MP3やAACなど同等の圧縮率を持つコーデックに比べて、複数音を同時再生するときでもCPU負荷が小さくなります。たとえばiPhone 4Sで16音同時再生した場合のCPU負荷は8%程度。圧縮レベルは5段階から選べます。

また、足音や乗り物のエンジン音のように不規則な音であったり、ゲームの状況に応じて変化するインタラクティブミュージックのような、ゲームならではのサウンド演出も手軽に実現。「バトルが盛り上がると歓声が増える」というような演出が可能です。リバーブやエコー、サイドチェイン付きコンプレッサ、ピッチシフタなどのエフェクトやフィルタは多彩なものを搭載。プログラムを介することなく、いろいろな効果をゲームに与えられます。

ツール画面はこんな感じでグラフィカルなインターフェースが採用されており、エフェクトの組み合わせやサウンド演出といった直感的な操作も簡単に行うことができます。リアルタイムに音を聞きながら細かくパラメータ調整をすることも容易で、発音数リミットなどゲームに必要なケアが随所にされているのがゲームサウンド開発ツールならではの特長だとのこと。


「Unity Pro」であれば上述のサウンドコーデック利用やライブラリ組み込みなどが可能で、エフェクトやフィルタについてもライブラリによる波形のリアルタイム処理が可能。iOSやAndorid、PC向けのゲームやアプリ制作に適しています。一方、WAVフォーマットでもエフェクトやフィルタの利用が可能で、サウンド素材や効果音、ジングルなどの制作に力を発揮します。


「無償版」ライセンスの内容としては、まずダウンロードしたときに同梱されているのが「短期ライセンス」。これはダウンロードから約1ヶ月間使用可能なライセンスです。これとは別に1年間使用可能な「長期ライセンス」があり、入手・更新時には無償ですが申請手続きが必要となっています。

ライセンス料が発生することがあるのは「前年の年商が1000万円を超える企業・団体が『ADX2 LE』で開発したコンテンツを配信する場合」「パブリッシャーまたはエージェントを介して『ADX2 LE』で開発したコンテンツを配信する場合」「『ADX2 LE』で開発したコンテンツの累計売上額が1000万円を超えた場合」とのことで、個人やインディーズでのゲーム・アプリの開発、配信、および各種音素材の制作については無償利用ができます。

開発したCRI・ミドルウェアではリリースの中でツール提供について「ゲームサウンド開発を第一線で支えながら長年蓄積してきたノウハウやテクニックを、誰もが存分に活用できる環境として提供することで、ゲーム業界およびエンタテイメント業界の発展を支援して参ります」とコメントしています。

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in ソフトウェア,   ゲーム, Posted by logc_nt

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