取材

野戦にも近接戦闘にも使えるイスラエル製軽量ブルパップライフル「TAVOR」の実力を実銃で確かめてきた


使用する弾丸を5.56x45mm NATO弾から9x19mmパラベラム弾に10分未満の組み替え作業で切り替えられるというライフルが「TAVOR(タボール) SAR」です。

Israel Weapon Industries (IWI) Ltd, TAVOR
http://www.israel-weapon.com/default.asp?catid={BE33B6E6-080B-45B8-AD85-C4E1E40D0422}


イスラエルの銃器メーカーであるIWI(Israel Weapon Industries)社が2013 ショットショーに出展していた試射用ブース。


テントの中にズラリと並ぶ実銃。


ラスベガスの荒野にあるシュートレンジで参加者は思いっきり実弾を撃ちまくっています。


足下にバラバラとまき散らされる無数の薬莢。


IWIの説明員は予備のマガジンをベルトに付けており、弾切れになると素早く新しいものと交換してくれます。


弾倉や機関部をグリップや引き金より後方に配置することでライフルの全長を短くしつつ、バレルは長めにできるとういブルパップ方式を採用。


TAVOR」はストック(銃床)からマズル先端までの長さが73cmとなっており、一般的なM4カービンよりバレルを長くしつつ、全長を10cm以上短くすることに成功しています。


ブルパップ独特の重心が後ろよりになる癖を和らげて狙いを付けやすくするためにバイポッド(2脚)を装着。


サイトはこんな感じ。


排莢口はストックの横にあり、射撃時にはかなり耳の近くになりますがシュートレンジで使用する際には耳栓を着用しているのでそれほど気になりません。なお、射手が左利きの場合は排莢口を簡単に逆側に付け替えることができるそうです。


トリガー周辺はこんな感じ。


コッキングレバーは左手側にあるので射撃時に近い姿勢を維持しながらマガジンチェンジが可能。


後ろから見るとこうなっています。


実際に手に持ってみたところ。


ブラックモデル。


簡単なパーツの交換作業で9x19mmパラベラム弾も使用可能になります。なお、同弾丸を使用する代表的な室内戦闘向けマシンピストルH&K MP5の重量約3080gに比べて「TAVOR」は2800g(オプション非装備時)とより軽量。全長もMP5の70cm(ストック展開時)とほぼ同じ約73cmであることから室内戦闘にも十分対応できる仕様となっています。


「TAVOR(5.56x45mm NATO弾)」の射撃を行っている様子は以下のムービーでチェックしてみてください。

イスラエル製のブルパップ式ライフル「タボール」を射撃する様子 - YouTube


なお、実際にシュートレンジで実弾の試し撃ちをしてみたところ、軽量かつコンパクトなためとても安定して保持することができ、特にライフルを撃ったことがあるわけでもないのにかなりの割合で弾丸をターゲットに命中させることができました。

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in レビュー,   取材,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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