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ケネディ宇宙センター地下深くにある「ゴムの部屋」内部の写真集


スペースシャトルの飛行が2011年で終了しましたが、アポロ計画の時から使用されていたケネディ宇宙センターにあるスペースシャトルの発射台39Aと39Bの地下に作られたゴムで包まれた部屋やトンネル、シェルターの写真が公開されています。

Spaceflight Now | Photos: The safety cavern under Apollo launch pads
http://www.spaceflightnow.com/news/n1211/19rubberroom/

これは宇宙飛行士やスタッフのために作られた非常時の緊急避難システムで、宇宙開発競争の真っ最中に建設され、45年たった今も残っているもの。フロリダ東海岸に面するこの基地はサターンVに燃料を供給し、安定してスペースシャトルを発射するのに役立ちましたが、安全面の配慮がまだ足りないとして発射台39Aと39Bの地下にこの保護施設が作られたとのことです。

ロケットの上部にいる宇宙飛行士やスタッフは緊急時、急降下するエレベーターを使ってプラットフォームに到着し、プラットフォーム北側にある地下へと続く滑り台へと飛び降ります。そして200mほど滑り台を滑ったところにあるのがこのゴム部屋。左側にシェルターへ入るための扉が開いています。


ゴム部屋はゆるやかな傾斜を描いており、滑り台から下りてきたスタッフたち」が無理なくスピードを落とせるようになっています。


上記写真の反対側から見た様子。部屋の奥に滑り台の出口が見えます。ゴムで包まれることによって、部屋は地上で起こった爆発の衝撃を吸収します。


こちらがシェルターの扉。重厚で、爆発による突風を防げるようになっています。


ゴム部屋の側からシェルター内部を見た様子。


今度は反対にシェルターの中からゴム部屋を見た様子。


シェルターの中はドーム状。スタッフたちは緊急事態が去るのをこの中でじっと待ちます。


シェルター内には円を描くようにして20個のイスが並んでおり、トイレも完備。救助隊を待つ間にちゃんと生き延びられるように炭酸ガス吸収装置も置かれています。


部屋にはさらなる避難が必要になった時のために脱出用の別の扉があり、発射台の西側に行くための脱出用トンネルも存在。


発射台の西へと続くトンネル。


緊急出口を示す矢印。1200mにも及ぶトンネルは環境制御システムへ送るための空気取り入れ口としても使われ、スペースシャトルへ新鮮な空気を供給するためにも使用されました。


このシステムはアポロ計画の進行中に作られ、後にスライドワイヤー式のバスケットで射点から離れた場所にまで急降下し、地上で改良型のM113装甲兵員輸送車に乗り込みヘリポートへと向かう、という避難方法が取られるまで使用されました。NASAの計画していた有人宇宙機計画コンステレーション計画が中止されたことによって2011年にスペースシャトルが退役すると同時に、発射台39Aや39Bも使用が停止されました。

なお、発射台39Bの地下にあるゴム部屋等は塗料の問題によって廃棄処分となりましたが、発射台39A地下は現在でもアクセス可能とのことで、今回の写真が撮られたというわけです。

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in メモ, Posted by logq_fa

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