試食

熟成肉を焼き上げた後に、ホイルに包んで肉汁とうま味を閉じ込めたステーキを食べにロイヤルホストに行ってきました


焼いた肉を休ませることで肉汁の流出を防いだ、ジューシーで柔らかい食感のステーキ「熟成アンガスリブロースステーキ~テネシーグレービーソース~」をはじめとするアメリカ料理5品と国産のいちごを用いた「苺のクレープシュゼット~バニラアイス添え~」などのデザート4品がロイヤルホストより12月11日(火)より発売されます。発売日に先駆け試食する機会があったので、実際に試食してみることにしました。

こだわりの調理法でステーキをもっと美味しく CAB認定アンガスビーフ等を使用したアメリカ料理~12月11日(火)より全国のロイヤルホスト店舗で販売スタート~
(PDFファイル)http://www.royalhost.jp/information/pdf/121122_01.pdf

甘酸っぱいいちごのデザートを召し上がれ!国産いちごのデザート4品が新登場12月11日(火)より全国のロイヤルホストで販売開始
(PDFファイル)http://www.royalhost.jp/information/pdf/121122_02.pdf

試食会場となるロイヤルホストに到着。


アメリカ料理メニューは「熟成アンガスリブロースステーキ~テネシーグレービーソース~」「ニューオーリンズ JAMBALAYA」「帆立・海老・メカジキのスパイスグリル~クリームスピナッチ添え~」「ケイジャンガンボスープ」の4品を試食します。


こちらは11oz(約310グラム)の熟成アンガスリブロースステーキ~テネシーグレービーソース~(税込2814円)。ものすごく肉厚です……。アメリカでも希少価値の高いCAB認定のアンガスビーフが使用されています。


見た目の割に中は柔らかいため、ナイフで切るのもそれほど難しくありません。


表面はカリッとしていますが、中はめちゃくちゃジューシーで肉汁がかむごとにあふれてきます。赤身の部分が多く、肉の風味もしっかりと中に閉じ込められていて、食べ応えは十分。味は豊かなのに肉独特のクセが無いので、どんどん食べ進められます。


調理された肉から出る肉汁を使用したグレービーソースに、ウイスキーの「ジャックダニエル」を合わせたコクのあるオリジナルソースをかけていただきます。ステーキソースには甘みが強いものが多いのですが、こちらのソースは甘みが控えめで、肉のうま味が犠牲になることがありません。なので、たっぷりとかけてOK。


また、レフォール(西洋わさび)のクリームをつけると、鼻に抜けるほどのわさびの風味が感じられますが、それほど辛くはありません。ピリッとした辛みのアクセントで、肉のボリュームを感じさせないほどにあっさりとした口当たりが楽しめます。


値段の割にはかなり本格的な味なのは、肉質が良いことに加えて調理方法にもこだわっているからとのこと。


約40日間熟成させた肉をブロックの状態から店舗でカットすることで肉本来のうま味を逃さないように工夫。


一般的なレストランでは調理効率の関係からグリルで焼くのが一般的ですが、このメニューは1枚1枚をフライパンで調理しています。


両面にしっかりと焼き目をつけ……


オーブンで加熱。


そして、一番のポイントは焼いた肉をアルミホイルで包み約3分ほど休ませ肉汁を閉じ込めている点。


こうすることで肉汁を落ち着かせ、カットしたときに肉汁と共にうま味が逃げるのを防いでいるのだそうです。さらに温めたプレートに盛りつけるという、なんとも手間のかかった調理方法に驚き。


詳しく聞いてみたところ、一般的なファミレス系のステーキが鉄板の上で肉汁をしたたらせながらジュージュー言わせているのは「そうしないと大量の客を素早くこなせないから」という事情があるからであり、本当は今回のこの調理方法のようにプレートを温めておいて、肉汁がこぼれないようにしてから出すというステーキハウス風の本格的なやり方の方が、上等な肉であれば露骨に差が出てくる、とのこと。懸念事項としては、できたてアツアツというわけではないので、「冷えてるじゃないか!」という苦情が来るかもしれず、逆のその点は覚悟完了済み。ステーキと言うよりも「分厚くて柔らかくて肉汁も出るローストビーフ」と考えた方が正解で、なおかつソースがベタ甘系ではないため、かなり「味」で勝負している一品。ただでさえ高いロイホメニューの中でもさらに一段と値段が高いのですが、一度食べてみるに値するレベルには達しており、和牛系とはまったく違うもうひとつの極致が実感できます。

こちらはニューオリンズJAMBALAYA(税込1134円)。見た目はチャーハンのような感じで、ホタテ、エビ、イカ、チキンなどの具がとにかく大きい。


スパイスの味が具にもご飯にもしっかりと染みこんでいて、非常に濃厚な味。家で作ったチャーハンのようなベットリとした見た目ですが、モチモチとした感触でこれはこれでグッド。


具はどれも大きくて食べ応えは十分。スパイスが効いている味はクセが強いために好みによって分かれそうですが、こちらの料理はそれほど辛いわけでもなく、また甘辛い濃厚なソースがよくご飯に合うので、実物を見ると「こんなものか?」という感じがするのですが、食べると見た目からは考えられない複雑な味わい深さがあり、香りも非常に良いので、見た目と味のギャップがいい意味でかなりあるため、「ロイヤルホストっぽさ」を感じることができます。家で作るものや冷凍食品、その他の同価格帯の類似メニューと比べても頭一つ抜けています。



次は帆立・海老・メカジキのスパイスグリル~クリームスピナッチ添え~(税込1239円)。


肉厚でプリッとした身のエビや


これまた肉厚で力強い風味のホタテの貝柱


柔らかく繊細であっさりとした味のメカジキと、さまざまな味が楽しめます。ほうれん草を加えたなめらかなソースはシーフードの優しい味にピッタリで、クリーミーな味わい。これまでの2品は濃い味でしたが、こちらは趣向が少し違いあっさりとした上品な味付けです。


セットメニューについてくるミニガンボスープ&サラダ(税込399円)も試してみることに。


ガンボスープはガンボ(おくら)、たまねぎ、セロリ、ピーマンなどの野菜にソーセージとお米を加え、スパイシーな味付けにしたスープです。


スパイスの風味がよく感じられますが、野菜の風味、特におくらの味が前面に出ている感じ。ただスパイシーなだけでなく野菜のうま味もスープに溶け出していて、さらにスープにはとろみがついているので、素材のうま味が混じり合った味をじっくりと楽しむことができます。


左にあるのは通常サイズとなるケイジャンガンボスープ(税込451円)。右にあるセットメニューのミニサイズの容器と比べると、一回り大きくなっています。まずはセットメニューで味を確かめ、気に入れば大きいサイズを楽しむといいかも。ご飯も入っていて腹持ちもいいので、小腹がすいているときなどに向いていそうです。


おなかはいっぱいですが、デザートは別腹。今回は「苺のクレープシュゼット~バニラアイス添え~」「苺のブリュレパフェ」の2品の試食してみることに。


まずは「苺のクレープシュゼット~バニラアイス添え~」(税込609円)から。オレンジが香るソースのクレープシュゼットにフレッシュなストロベリーソースが添えられています。


いちごは地域ごとに使用される銘柄が異なっており、九州・中国地区「あまおう、さがほのか、ひのしずく(鹿児島県のみ)、さつまおとめ」、関西地区「あまおう、さがほのか、紅ほっぺ」、東海・甲信越地区「あまおう、あきひめ、とちおとめ、紅ほっぺ、さがほのか、越後姫(新潟県のみ)」、関東地区「あまおう、とちおとめ」、東北・北海道地区「とちおとめ、とよのか、もういっこ」と全て国産。いろいろ聞いてみたところ、やはり今の時期にこれらのイチゴを揃えるのは至難の業で、ロイホのバイヤーがかなり苦労してかき集めたそうです。この手のファミレス系に限らずチェーン店系では「数」がかなり必要になるため、使える素材と使えない素材があり、いくら手間暇かけておいしいメニューが作れても、材料が揃えられないと提供できないわけで、それを考えるとこれだけのものをそろえてくるというのはさすがです。


溶けたバニラアイスもソースになります。


酸味と甘さが調和の取れた濃厚な味で、後味はふんわりと柔らか。


溶けたバニラアイスが生地に染み、濃厚な甘みが存分に味わえます。


ラストは「苺のブリュレパフェ」(税込682円)。お皿の上に乗っているシロップと比べると、高さはこんな感じ。


一番上にはいちご


表面のカラメルはパリッとした仕上がり。


クリームブリュレは卵の風味がある優しい甘みと焦がされたカラメルのほろ苦さが対照的でグッド。


その下には、塩キャラメルアイス、いちごアイス、クッキーなど。パフやコーンフレークではなく、クッキーが使用されていてボリューム感あり。


最後は酸っぱいいちごの鮮やかな味で、さっぱりと締めます。かなりのボリュームがあるのですが、上から下へ濃厚からさっぱりとした味に構成されているので、満腹ながらも不思議と最後まで食べきることができました。ロイヤルホストの試食会は見ての通り毎回スゴイ量なので、出席者の大半がラストになると「もうタベラレナイヨ……」状態になるのですが、今回はこの量にもかかわらず全員がパフェを完食。明らかにこれまでのパフェのさまざまな細かい欠点を修正しており、女性だけでなく男性でも問題なく食べられる完成度でした。


どれも味としてはかなりのレベルの高さですが、特に「熟成アンガスリブロースステーキ~テネシーグレービーソース~」は値段は他の料理の倍ほどですが、高級料理店並に手間をかけているというだけあって、肉のうま味が十分に引き出された味を楽しむことができるので、オススメです。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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