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Skypeが16歳の少年の個人情報をIT企業に提供する

By houbi

オランダでSkypeが16歳の少年の個人情報をIT企業に提供していたことが明らかになりました。この少年は2010年にPayPalが受けたハッキングの容疑者の一人と考えられていますが、裁判所命令や警察の要請なしに個人情報を政府機関や民間企業に手渡したという点が波紋を呼んでいます。

Skype hands 16-year-old's personal information to IT company | nu.nl/internet | Het laatste nieuws het eerst op nu.nl
http://www.nu.nl/internet/2950158/skype-hands-16-year-olds-personal-information-to-it-company.html


PayPalは2010年にハッキング集団「アノニマス」から攻撃を受けており、この件に関する調査をセキュリティ会社iSIGHT PartnersのJoep Gommersさんに依頼していました。調査の結果、Joep Gommersさんは事件に関わりのあると思われる人物を見つけ出し、Skypeなど別件のクライアントたちと連絡を取って彼らのアカウントを尋ねると同時に、政府当局に対しても「後でログイン情報を送ります」とメールしたとのこと。手渡された個人情報はオランダ市民のものであり、容疑者と考えられる16歳の少年のものも含まれていました。警察によれば、Skypeはユーザー名や本名・メールアドレス・自宅の住所・支払い方法などといった容疑者の個人情報を手渡したそうです。

By Rubén Chase

Gommersさんは裁判所からの命令は受け取っていないとしており、Skypeは裁判所命令を受けずに個人情報を提出したということになります。オランダのニュースサイトnu.nlの取材に対してGommersさんは「あなた方が近所で犯罪を目撃したら警察に通報するのと同様、私たちは関係する法的機関と情報を共有します」とコメントしました。

弁護士であり、法律と情報社会を研究するGerrit-Jan Zwenneさんは一連の流れに驚いたそうです。「サービス加入者の個人情報はそう簡単に手渡されたりしないと多くの人は思っているでしようが、警察や裁判所が命じた時、情報は渡されなければなりません。しかしそれ以外の場合は通常考えられません」とのこと。今回のSkypeのように、裁判所の命令を待たずして情報を提供させるという事態の原因がオランダの通信技術やプライバシーに関する法律にあるかは定かではないとしています。

By ssalonso

Skypeは2011年にマイクロソフトに買収されましたが、マイクロソフトはこの事態を深刻に考えており、「法的な要求や物理的な安全性が脅かされる事態が起こらない限り、サービス利用者の情報を提供しないのが我々のポリシーである」として、民間企業にどのような情報が手渡されたのかを再調査する予定です。

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in メモ, Posted by logq_fa