ハードウェア

USBメモリサイズの端末で新作映画やドラマが楽しめる「SoftBank SmartTV(スマテレ)」


ソフトバンクモバイルの新商品発表会において、新サービス「SoftBank SmartTV(スマテレ)」が発表されました。これは小型端末をテレビのHDMI端子に挿し、ネットワークに接続することで、映画最新作やテレビドラマなどが見られるようになるというもの。

スティックを挿すだけで高画質な映像コンテンツがテレビで楽しめる「SoftBank SmartTV」を提供開始 | ソフトバンクモバイル株式会社
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2012/20121009_02/

USBメモリのような小さな端末を手にした孫社長


これ1つで新作映画やドラマ、音楽PVが楽しめるとのこと


サービス名は「SoftBank Smart TV」、略して「スマテレ


設定は、この端末をテレビのHDMI端子に挿し、USB端子経由で電源を取るだけ。これで、家庭に来ているブロードバンドにWi-Fiで接続し、きれいな動画が見られるようになります。操作はスマートフォンから行い、いわばテレビをスマートテレビ化するというわけ。


端末は月額490円で提供。サービスイン当初は毎月1本、1年分の新作を無料で提供するとのこと。


映画の最新作がHD高画質、DVDよりもきれいな画質で続々と出てくることになります。


TSUTAYA TVとの提携により、新作を含む4万本のビデオが家庭に居ながらにして電子レンタル可能。


また、BBTV NEXTとして、ケーブルテレビ50チャンネルが月額2625円で提供されます。


GyaO!の映像も2000本を無料で視聴可能。有料映像も含めたものか、無料映像の数を合計したものかは不明でした。


avexとソフトバンクが組んで提供する映画やドラマ、アニメ、音楽PVが見放題になる「UULA(ウーラ)」も月額490円。


1スティックで最強動画が見られる端末とのことです。


質疑応答は以下の通り。

朝日新聞:
スマートテレビと音楽映像配信サービスについて、今年度あるいは今後の契約数目標があれば。

孫:
数は公表しません。しかし、相当に力を入れて、多くのユーザに届けていくということは間違いありません。

フリーランス 山口:
WindowsPhoneについて。今後、Windows Phone 8端末を発売することはあるか?また、どのようなお考えをお持ちか?

孫:
常に新しいテクノロジー、あるいはそれらの端末について検討はしているが、現在のところはノーコメントです

フリーランス 小山:
Yahoo!JAPANとの協業の中で、Yahoo!IDの代わりにケータイ番号を入力するとID代わりになるということだが、Yahoo!側に番号情報とそれに紐付く契約者情報を渡すということか?

孫:
中身を詳しく出すわけではなく、IDで連携できるようにということ。個人情報が行き交うという状況ではありません。

フリーランス 小山:
番号とIDの紐付けはされる?

孫:
紐付けの登録システムはできる。

日本経済新聞 川上:
MNPについての数字が発表され、KDDIが約9万5000、御社が1200だったが、どう考えておられるか?

孫:
昨年も似たような数字だった。iPhoneの新機種が出て1か月目は去年も今年も読み通り。決して我々の方が何か著しく問題になっているとは考えていない。結果、去年も我々が想定したよりも小さなMNPで終わった。今年も微々たる数に終わると安心しているところ。

日経新聞大西:
iPhone5と同時にiOS6がリリースされ、そのなかで地図不具合、バグも発生しているという話だが、そういうことについて通信事業者としてどうお考えか?

孫:
Appleも自ら大幅な機能アップをする必要があると公式にコメントしておられる通り。我々ソフトバンクにはYahoo!マップがあるので、そういうものを積極的にオススメしていきたい。Apple社もあれだけの力を持った会社なので、早い時期にiPhoneの地図も改善するのではないかと期待している。

フリーランス石野:
新しい通信方式に対応としたということだが、料金プランは従来通りか?iPhoneのようなキャンペーンはないか?

孫:
従来通りだが、キャンペーンは様々に検討している状況です。

フリーランス石野:
明日発売の機種もあるので、検討なのか決定なのかはっきりしてほしい。

孫:
乗り換えプログラムやその他いろいろ用意しているので、それぞれの時期に続々と発表していきたいと考えている。

日刊工業新聞 斎藤:
一部通信事業者では半導体供給不足が原因でフラッグシップ機が販売できなかったということがこの夏に取りざたされたが、今回の冬春モデルは懸念なく、十分な数を供給できるという認識でよいか?

孫:
現在予定しているモノは予定通りに出せると認識している

日経新聞大西:
料金だが、使用量、いわゆる従量課金のような料金プランは考えられているか?たとえば3GBで区切るなど。

孫:
料金プラン等についてはつねに機動的に、競合との状況も睨みながらやっていく予定。発表は前日までコメントしないというのが経営方針なので、新たなモノについてはそれが出たときにコメントするということです

孫:
おかげさまで、一部報道には我々がMNPで相当にやられているという記事もあったが、実態としては去年の今の時期とほぼ同じ、ほぼ変わらないという状況で、差は数千というところ。トータル純増数では我々が予定していたよりも高い数字を得ることができています。これはauさんとの競争もありますし、ドコモさんからも我々にかなりiPhone 5でMNPしてきている人もいる、それに加えて新規契約のヒットも増えている。トータル純増は30万を超えたということで、予定以上の新規のお客さまが来ているということで満足しておりますので、急なことをここでやろうとは考えていないという状況であります。年末や年明けに各社キャンペーンがありますけれども、それについては別途考えているところです。料金については今日リリースしているものもあります。

フリーランス(発言者不明):
予約をしないで手に入る時期については、めどがついている?

孫:
供給も急ピッチで増えてきているので、おそらく今新たに予約した人は数週間で実際には手に入ることになるケースが多いのではないかというふうに思っている。しかし全世界的に大変な数の注文が来ていて、全世界的に品不足というのもまた事実であります。この素晴らしい端末を早く手にしたい人は、とにかく予約を入れるというのが確実に手に入れる方法。数ヶ月ではなく数週間で手に入るケースが多いです。

フリー井上:
今回、放射線測定機能搭載スマートフォンが見当たらないが、今後はどうしていく予定?

孫:
お客さまのニーズに対して少なくとも1機種提供しているが、仮に需要がさらにあるということであれば、そういう機種も用意していく。ただ需要がたくさんあるというのは日本にとって好ましいことではないので、放射線問題、原発問題が1日も早く収まっていくことを心から願っております。

TBS:
先日の発表で「3番はいやなんです」と仰っていた。今回、AXGP LTE対応したモノを出されて、いろいろなリスク回避、いろいろな回線を持たれているが、これからソフトバンクはどう展開していくのか?

孫:
我々のネットワークは世界一、世界最高レベルを目指します。冒頭に山中教授の話をしましたが、できることはわかっていて、それを1日も早くやり遂げるのが我々の使命だと認識しています。新しい基地局の鉄塔を作る、電波の許認可、いろいろな面がありますが、必ずつながること、より高速であること、その両方をなんとしても成し遂げるということ。先日の発表でも申し上げたが、ユーザの中にウィルコム社(100%子会社)の500万人をカウントするのかしないのかで我々が2位か3位かということはあるが、実態としては我々の実質100%子会社なので、500万人をカウントして当然だとは思っている。それが9月末で3940万人を超えたということなので、今年中には4000万を超えるということになると思う。ユーザ数で実質的に2位になったということだから、ネットワークの中身も当然2位、そして1位を目指していくのは当然の責務だと思っている。電波の許認可の問題など色々あるが、それを言い訳にするのではなく、基地局工事を最高レベルの速度で、安全を保ちながらやっていきたいと思っている。

日経 金子:
5月の夏モデル発表会で、4Gの110Mpbsのルータが発表された。それが発売が遅れていていまだに発売されていないようだが、これの原因と、いつごろ出そうかについては?

孫:
発売してたんじゃなかったかな?……今週?今週発売です。

Q:
何が問題だったんでしょうか?

孫:
何か大きな問題があったというようには聞いていません、単なる納期の問題だと思います。ルータが出るとこれまた日本最高記録をたたき出せると思っています。期待して下さい。

東洋経済田辺:
イー・アクセスとの話し合い、今後の展開など教えて下さい

孫:
さっそく先週発表したわけですが、翌日には両者の経営陣がおたがい20人以上集まって経営統合委員会をスタートしました。通常であれば発表してからだいぶ時間が掛かるモノですが、翌日には打ち合わせを開始しました。具体的にネットワーク統合だとか新サービスだとか、かなり詳しく議論を開始しており、今日の午後、第2回目の委員会が行われます。毎週委員会が開催され、一気にテザリングやネットワーク統合を推し進めていく。新しいイーアクセスからのスマホもこれから一気に品揃えを増やしていくということになろうかと思う。

フリー佐野:
今回発表されたAndroid端末はすべて4G搭載とのことだが、Android端末に4G LTEを搭載する予定は?

孫:
これからそちらも対応していきたいというように思っている。1台のスマホで2.1GHzのLTE、1.6GHzのイーモバイルLTE、あるいは1.5GHzの高速通信、2.5GHzの4G、これらをずらっと対応すると。電池の問題や大きさとかもありますので、どの端末にどの周波数を入れるかは時期と内容によりけりですが、様々なスマホにLTEを搭載できるようにというのは計画している。

日経 遠藤:
4Gは今年中に政令指定都市100%カバーという目標だったが、現時点ではいわゆるカバー率はどれぐらいでしょうか?

孫:
正確な数字は覚えていないが、すでにいわゆる人口カバー率という意味では70%ぐらいだったと思います。

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in ネットサービス,   ハードウェア, Posted by logc_nt

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