生ハム・トマト・チーズと素材にこだわったロイヤルホストのイタリア料理フェアの新メニューを食べにいってきました

9月11日からロイヤルホストでイタリア料理フェアが始まります。今回は社長や購買バイヤー、商品企画のコックなどさまざまな部門で構成されたメンバーがイタリアで現地視察を行い探しだしてきたこだわり食材を使ったメニューということで、その味を確かめるべく、プレス向けの先行試食会で新メニューの数々を食べてきました。
ロイヤルホスト「イタリア料理フェア」(PDF)
http://www.royalhost.jp/information/120826_royal.pdf
お店に到着。

今回ロイヤルホストは「新パスタ宣言」ということで、メニューにもパスタがずらり。

ロイヤルホストでは1991年を最後にイタリア料理フェアを実施していなかったのですが、。

ロイヤルホストでは昨年も「新 パスタ宣言」」として本場イタリア産のデュラムセモリナ粉を使用した低温乾燥熟成パスタ「ヴェリーニ」をつかったイタリア料理フェアが行われていたのですが、今回はさらに現地イタリアで視察を行い、「パルマ産生ハム」「パルミジャーノ レッジャーノ」「イタリアントマト」という3つ食材を加えての新メニューということで、ますは今回のフェアのメインとなる3つの食材を素材そのままの味で試食してみます。なお、このセットは店頭メニューにはなく、試食のために用意されたもの。

こちらがルリアーノ社提供のパルマ産生ハム。イタリアのランギラーノ地方にあるハム工場で24ヶ月熟成し、骨を抜いた状態で冷蔵、空輸しているとのこと。パルマ基準の0.8mmにスライスしてあります。生ハムの単品価格は609円(税込み)。

大きくスライスされており、非常にしっとりとした食感です。安く売られているビニールのような生ハムとは全く違う食べもので、ファミリーレストランとは思えない味。塩気もほどよいため、まる一枚を頬張っても「辛い!」と感じることはなく、肉の旨みを感じます。ワインにぴったり合いそうです。

こちらはパスタにも使われているトマトソース。酸味と甘みのバランスのいいサンマルツァーノと、フルーツのように糖度が高いダッテリーニという希少種のトマトの2種類を使用しています。

こちらがダッテリーニ。皮の食感はしっかり残っているのですが、中はやわらかく、トマトの風味が全面に出ているにも関わらずトマト特有の酸っぱさや臭さはほとんどありません。非常に甘みが強いのですが、かと言ってケチャップのような人工的な甘さではなく、トマト好きの人はもちろんのこと、トマトが苦手な人でもおいしく食べられそうな感じ。ちなみに、ジュース状になっているのがもう一方のトマト、サンマルツァーノとのこと。

そしてこちらがグッファンティ社提供のパルミジャーノ レッジャーノ。

こちらもこのまま食べても「おいしい!」とうなるほどしっかりとした味。パルミジャーノ レッジャーノ特有のざらっとした食感も健在です。あっという間に食べ尽くしてしまいました。

ということで、素材の味を堪能したところで、続いてセットメニューの「イタリアンセット」単品556円(税込み)が運ばれてきました。なお、料理とセットにすると504円(税込み)です。

エスプレッソカップに入っているのは「マンマのかぼちゃスープ~マントヴァ風~」。スープの表面にはオリーブオイルとパルミジャーノ レッジャーノが浮かんでいます。

中にはパスタの一種であるフェットチーネが。スープ自体は甘みのある濃厚なかぼちゃの味なのですが、そこにパルミジャーノ レッジャーノがプラスされることで味に複雑さが生まれ、通常のかぼちゃスープとはひと味違う感じに。

生ハムサラダには大きくカットされたルリアーノ社の生ハムに、ドレッシングとコショウがかかっています。

ルッコラなどの葉野菜と一緒に入っているのは白インゲンとトマト。

どんどん運ばれてきます。こちらは「パスタマルゲリータ~ダッテリーニ&サンマルツァーノ~」単品924円(税込み)。ソースは別の器に入ってくるため、お好みでかけつつ頂きます。

麺は1.9ミリのものをアルデンテで仕上げています。パスタの間にはフレッシュバジルがちらほら。

ダッテリーニとサンマルツァーノという2種類のトマトをたっぷりと使用したトマトソースの上にはモッツァレラチーズとバジルの葉が。オーブンで熱せられて出てくるため、器でやけどしないよう、注意が必要です。

このソースを……

パスタにたっぷりとかけます。

全部かけきるとこんな感じ。

ダッテリーニも原型を留めたままふんだんに使われています。

また、パルミジャーノ レッジャーノもパスタとセットとなっているため……

これをトマトソースにたっぷりかけて、完成。

太めのパスタをアルデンテでゆでてあるため、とてももっちりとした食感。トマトソースは先ほど素材のまま試食したものを使用しており、トマトの風味がありながらトマト臭くはない、というファミリーレストランとは思えないレベル。トマトの素材のおいしさを存分に感じれるため、トマト好きにはオススメです。

次は「ボスカイオーラ~きのこと生ハム~」単品1024円(税込み)。ボスカイオーラはイタリア語で「木こり風」という意味だそうです。

こちらはルッコラや生ハムがたっぷりと上に乗っています。

ソテーされたきのこやチーズもふんだんに使われていて、華やかな見た目。

先ほどとは違い、こちらはオイルベースのパスタ。ガーリックがよく効いていて、チーズ、生ハム、ルッコラ・きのこと素材の味がよくマッチしています。こちらももっちりとした太めのパスタを使用しているためボリュームは十分です。

次は「ボロネーゼ~モンテビアンコ~」単品997円(税込み)。運ばれてきたときはソースのみがかけられている状態ですが……

後から店員さんが機械を使って、上からチーズをかけてくれます。

中にチーズをセッティングし、右にあるレバーを回すと……

こちら側からチーズがパラパラと落ちてくると言うわけです。

チーズをかけてもらっている様子は以下のムービーから見ることができます。
ロイヤルホスト「ボロネーゼ」にチーズを山盛りかけてもらいました - YouTube
たっぷりとかけてもらいました。こちらのチーズはマルゲリータパスタについていたチーズよりも細長く、大きくスライスされています。

ひき肉と野菜を使ったソースがしっかりとパスタに絡みます。こちらも太めのパスタのためボリュームは十分。

最後はデザートです。「カンノーリ&ピスタチオアイス」450円(税込み)、「ティラミス」450円(税込み)、「ババ ナポリターノ」450円(税込み)の3種のデザートが一皿に盛られてやってきました。実際には3つのメニューそれぞれが個別の単品なので1つのお皿に盛られて出てくるわけではないので要注意。

こちらはカンノーリ(カンノーロ)。揚げたココア生地の中に、ドライフルーツやナッツが入ったリコッタチーズを絞ったシチリア発祥のお菓子であり、イタリアでは謝肉祭を祝って作られるものだそうです。

外のココア生地は非常にしっかりしていて、スプーンで食べようと力をぐっと入れると、一気にバリっと生地が壊れてしまいました。

中はこんな感じ。リコッタチーズのクリームがぎっしり入っており、食べてみるとオレンジのさわやかな風味が。

カンノーリは通常メニューではピスタチオのアイスとセットになっています。

アイスの中には砕かれたピスタチオが入っていました。甘さは控えめなのですが、カンノーリの方にしっかり甘さがあるので、バランスがいい感じ。

ババ ナポリターノはラム酒のシロップを浸けこませたナポリ地方発祥の甘いお菓子。

生地自体はスポンジケーキというよりもパンに近く、しっかりとした歯ごたえ。お皿の上にもシロップが染み出ていますが、生地をかむとじゅわっとシロップの甘さが口に広がります。甘みが強いので、コーヒーが欲しくなります。

そしてイタリアンのデザートと言えば、ティラミス。

洋酒にしっかりとつけられた生地の上にマスカルポーネチーズが乗っていて、ココアの苦みとマスカルポーネチーズの甘さの相性が非常によく、期待を裏切らない味。

口の中でとろけていくので、ここまでで既に満腹だったのですが、どんどん食べていけました。

ということで、素材にこだわったロイヤルホストの「新 パスタ宣言」はトマト・生ハム・パルメジャーノ レッジャーノと本当に素材のレベルが高く、ちょっとぜいたくしておいしいものを食べたい、という夜にはぴったりのメニューとなっていました。なお、開催期間は9月11日から12月上旬までの予定で、以下の店舗においては8月28日から先行スタートしているとのことです。
・宮の森店(札幌市)
・仙台根岸店(仙台市)
・幸町店(千葉市)
・桜新町店(世田谷区)
・曳舟店(墨田区)
・府中東店(府中市)
・谷津坂店(横浜市)
・松本渚店(松本市)
・八事店(名古屋市)
・北山店(京都市)
・森ノ宮店(大阪市)
・湊川店(神戸市)
・塩原店(福岡市)
・勝山公園店(北九州市)
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