カメラのホワイトバランスをいつでもどこでもピタリと調整できるレンズキャップ

写真を撮影する際に忘れてはならないのはホワイトバランスの設定。これがおかしくなっていると、白い肌の人を撮影したのに酔っ払いみたいに赤ら顔に写ってしまったり、サンドイッチのパンが真っ青に撮れてしまったりと、悲惨な結果を招くことになります。
ホワイトバランスが狂っている一例として、白いiPhoneを撮影したものは以下の通り。これではもとの端末の色が正確に伝わらないのみならず、握っている手も血が通っていないように見えてちょっと不気味。

また、逆に色温度が上がりすぎている場合も白いハズの壁や端末が黄色っぽくなっており違和感が出てしまいます。

というわけで、撮影の前には白い紙などを対象にしてホワイトバランスを調整する必要があるのですが、屋外などにいる場合は調整に使用する白いモノが見つからなくて困ってしまうことが少なくありません。そこで、役に立つのが「The White Balance Lens Cap(ホワイトバランスレンズキャップ)」。キャップに白いドームが付けられているので、これを使っていつでもどこでもスグにホワイトバランスの調整をすることができます。
今回は62mm、67mm、77mmのレンズ口径用のキャップを購入。

中身はこんな感じ。少し色温度を高めに設定した予備のドームが付属します。

キャップ本体は以下の通り。

裏側はこうなっています。

割としっかりとしたつくりなので、多少ラフに扱っても簡単に壊れてしまうことはなさそう。

2ヵ所のツマミを指で挟んで「パカッ」とレンズに取り付ければOK。

「Nikon D5100」で使うとこんな感じ。


「Nikon D3S」にも取り付けてみましょう。

キャップの真ん中にあるオレンジの円が割と目立ちますが、見慣れればそれほど違和感はありません。


「LUMIX DMC-GH2」に装着したところは以下の通り。


正面。

実際にホワイトバランスの調整を行うには、キャップを付けたままカメラを起動します。

そのままホワイトバランス設定を選んで……。

「ホワイトセット」を行えばOK。

これで設定完了です。慣れれば5秒くらいでできてしまいますが、これをするとしないのとでは写真の仕上がりに大きな差が出る場合があるので、ぜひとも行いたい作業の1つ。

なお、このレンズキャップに対応するレンズの口径は52mm、55mm、58mm、62mm、67mm、72mm、77mmで価格は各45ドルから65ドル(3600円から5200円)。アメリカでカメラ向けグッズを販売しているPhotojojo Storeが扱っているもので、日本からの購入も可能です。
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