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Facebookの創設者がインサイダー取引の疑いで2度目の集団訴訟を受ける

By shehan365

Facebookが新規株式公開(IPO)をした際に株価がまったく伸びないどころか週が明けると下落、これについてモルガン・スタンレー社がFacebookの収支予測を投資家に伏せたまま下方修正していたとして騒動になっている件で、マーク・ザッカーバーグCEOを相手取った集団訴訟が起こされました。ザッカーバーグ氏は2週間前にFacebook社、モルガン・スタンレー社とともに訴訟を起こされており、これが2件目となります。

Mark Zuckerberg Sued -- Accused Of Selling Off A Billion Before Facebook Disaster | TMZ.com



Facebookの株主らの訴えは、Facebook社のCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏が同社が新規株式公開(IPO)をした際に株価が過大評価であることを事前に知っていて、下落する前に10億ドル(約783億円)を売り抜けたというもの。この件でザッカーバーグ氏が訴えられるのは2週間前に続いて2度目。

訴訟では、ザッカーバーグ氏と彼の仲間たちはFacebookのビジネスモデルの根本的な部分に欠陥があることを隠しており、実際にはFacebook株には1株38ドル(約3000円)の価値はなかったと指摘しています。


今回の訴訟相手はザッカーバーグ氏のほかモルガン・スタンレー社、JPモルガン社、ゴールドマン・サックス社。いずれの会社も、事前にFacebook株の価格が過大なものであることを知りながら、その情報を大多数の投資家には知らせず、選択的に発表したという点が投資家に対する裏切り行為だと捉えられています。

TMZでは「マークは“たった”150億ドル(1兆1800億円)の価値しかないんだ」と皮肉で締めています。150億ドルというと、以前、MicrosoftがFacebookを買収しようとしたときに提示した額で、2007年当時の時価総額でもあり、今回のIPOでFacebookが手に入れた額(160億ドル)とも近似の値です。一方で、多額の資金を手にしたことから、Facebookはネット利用を追跡してプライバシーを侵害したとしてユーザーから150億ドル規模の訴訟を起こされています。

ザッカーバーグ氏はIPOの翌日に結婚してイタリアへ新婚旅行に出かけましたが、ローマでチップを置かずに去ったりATMでお金が引き出せずに困ったりと、何かと波乱の旅行に見舞われました。

これがローマでの食事のレシート。


イタリアのTM NEWSが、ATMで困っているザッカーバーグの姿を報じました。


次は裁判ラッシュを乗り越える日々となりそうです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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