窓の向こうの見えてはいけないものを覗き見できるサングラスを使った広告

メガネをかけると壁の向こうが見えてしまう、という道具が「ドラえもん」の中に出てきましたが、見えてはいけないものを見えるようにするサングラスが発明されたようです。何もないはずの窓の向こうに水中で泳ぐ犬や愛し合うカップルなど、裸眼では見えなかったものを見ることができるという不思議なサングラスを使った世界初の不可視広告のムービーは以下から。

LYNX ANARCHY: The World's First invisible-visible Ad - YouTube


日が沈んだあとの街に

ぞろぞろと人が集まってきます。その先には……

一軒の家が。

少女が持ってるのはサングラス。

周りを見渡しても、みんなサングラスをかけています。

人々の見ている先には

何の変哲もない一軒家の窓。

ぽかんと口を開けて見ていたり、

写真を撮っている人も。

サングラスを外して見ると、

このようにただの窓です。しかし一度サングラスをかけてしまうと……

窓の向こうにはセクシーでアナーキーな光景が。

この特別なサングラスをかけると見えてはいけないものが見える、というわけです。

窓の向こうでは目くるめく愛のドラマなどが展開していますが、

サングラスをかけていない通行人は何も気づかずに通り過ぎてゆきます

サングラスをかけた人たちが見ているのは……

雪の降る中、キスに熱中するカップル。

男性に抱えられたこの女性はこちらに気づいている様子。

水の中を泳ぐ犬。

雪に思いを馳せるマントヒヒ。

何事かとやってきた警察もサングラスをかけると思わずニヤリ。

わんこにもサングラス。

なぜサングラスをかけると急に見えなかったはずの映像が浮かび出るのかというと、窓にはガラスの代わりにLCDスクリーンがはめ込んであり、裸眼だとバックライトで白く光って見えるものを、偏光サングラスで光を調整しているという仕組み。このイベントはLYNXからプロデュースされたANARCHYという香水のプロモーションの一環ですが、普通なら見ることのできない他人の姿を覗き見るというセクシーな体験ができ、かつテクノロジーの進化を感じさせる広告になったというわけです。