取材

危険すぎてガイドブックに載っていないというアルゼンチンの動物園


檻の中で成獣のライオンや虎に触りながら記念撮影。そんなありえない光景が繰り広げられるというアルゼンチンのルハン動物園に、決死の覚悟で遊びに行ってきた。

こんにちは。世界新聞社の松崎敦史です。世界一周中のわたくし、今、アルゼンチンのエルカラファテという街にいます。エルカラファテはパタゴニアと呼ばれる地方にあって、有名なぺリトモレノ氷河など、氷河観光の拠点となる街です。氷河に関してはまた次週以降レポートしたいと思います。


ところで、ブエノスアイレス滞在中、ライオンや虎の成獣に触ることができ、何ならハグすることも可能という世にも恐ろしい動物園があるというので、急いで行ってきました。

ルハン動物園はこのあたり

より大きな地図で ルハン動物園 を表示

ブエノスアイレス市内からバスで約2時間の道のり


何もないところで降ろされました


お、看板がありました


また看板。チープな絵柄がいい味出してます


着きました。虎の絵で辛うじて動物園とわかります


入ってすぐのところでお姉さんに声をかけられました。まさかここが……


チケット売り場でした。料金は約2000円。


出迎えてくれたのは、動物ではなく、機関車。


そして、軍用車などを展示したスペース。B級テーマパークの匂いが……。


そんな中、藁で作られたスペースに何かいるのを発見。


虎の赤ちゃんでした


飼育員が「触ってもいい」とのこと


生後間もないようで、足元が覚つかない様子。でも、好奇心旺盛。


園内はかなり広く、離れて檻が点在しています


手作り感溢れるマップ。割とたくさんの種類の動物がいるようです


ロバとヤギが同居


ヤギ


南米らしくオオハシの仲間がいました


チンパンジー


ラクダにだって乗れます


至近距離で象と戯れます


園内全体に鳥が気ままに闊歩しています


檻かと思ったら遊具でした。紛らわしい


ウサギとひよこが同居


ピューマ


さて、そろそろ、ライオンと虎の檻に行ってみましょう。

まずはライオンの檻


飼育員に頼むと、ほんとに開けてくれました……。


怖すぎる…。「ライオンの正面には立たないように」との注意がありました。


先に入ったおばちゃんが記念撮影しています


僕もそれにならってパチリ


寝てません。ちゃんと起きてます。


次はライオンと虎の子供がいる檻へ


虎の子供が犬と戯れています。右にはライオンの子供。


みんな記念撮影に夢中


パチリ


可愛い……。


仲良し


最後に虎の檻へ


ここでもやっています


入ります


当たり前ですが、虎がウロウロしています


怖々近づきます


睨まないで


かなり迫力があります


パチリ


突然、飼育員が手を取って虎の口に持っていきます。何が起きたのかは次の動画で。

虎が人間の手をペロペロしてミルクを飲む衝撃映像


ミルクを飲んだら寝ちゃいました


何故に、この動物園では猛獣に触れることができるのか?飼育員によると「子供の頃から人間の手で育てているから」。その時に「人間を、襲ってはいけない、噛んじゃいけない」ということを教え込む。あとは、犬が人間と接しているところを見せて、人間との接し方を勉強させるのだとか。それでも、例えばライオンのメスを触らせすぎると、オスが嫉妬するので、その辺りのタイミングは考えているとのことです。

「今まで襲われた人はいるのか?」と聞いてみると、飼育員は「いないよ!」と満面の笑みとともに答えました。

(文・写真:世界新聞社/松崎敦史http://sekaishinbun.blog89.fc2.com/

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in 取材,   生き物, Posted by logc_nt

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