点字が使える携帯電話のコンセプトデザイン「DrawBraille Mobile Phone Concept」
ブライユ式点字を用いて、視覚が不自由な人でも簡単に扱えるようにと考えられたのが「DrawBraille Mobile Phone Concept」です。通常の携帯電話のようなディスプレイはありませんが、点字表示用の特殊ディスプレイ部分がついていたり、点字入力用インターフェイスがついていたりして、かなり特化した端末となっています。
DrawBraille Mobile Phone Concept by Shikun Sun » Yanko Design
手に持ったところはこんな感じ。
液晶ディスプレイはありませんが機能が詰まっています。
これが製品コンセプトを説明したムービーです。
MA. Industrial Design Designer Shikun Sun - 视频 - 优酷视频 - 在线观看
端末左側には横に7文字、縦に5文字の点字が表示できるエリアがあります。
このようにメニューが表示されたりします。
メニューを選ぶときは右側のパネル上で指をスライドさせます。
点字を入力したいときにはこの右側パネルを使用。こちらは横4×縦5に分割されていて、その中央の横2×縦3の6マス分が出っ張った形になっています。この6マスを点字のベースに見立てて、点字の出っ張った部分と同じところを押し込んで入力します。パネルを点字表記と同じ凸凹に合わせるタイプの入力方法も選択できます。
オレンジ色のところが指の動きを表しています。慣れるとこんな感じですらすらっと入力できるようになります。
こうやって外側を回すのもOK。
たとえばコレは「hello」を表しています。
本体横にはバッテリーステータスを表示。1つの出っ張りが20%分に該当しています。
これはメインメニューを表示させたところ。指を右から左にスライドさせるか、左から右にスライドさせるかでメニューを使い分けます。
本体カラーは自由自在に変更可能。
音声認識によってバリアフリーになっている端末もありますが、こういった特化したものの方が使いやすいのでしょうか?
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