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元の字さえ分かれば読める、中国の簡略化された漢字「簡体字」

by cyanocorax

中国を旅行したことがある人は、日本では使わないような簡略化した漢字が使われているのを目にしたことがあるはず。これらは1960年代に制定された「簡体字」という新しい字体ですが、一見まったく読めない漢字でも、元の字や簡略化の仕方を知っていれば、日本語の感覚でも大体の意味を取ることができるものもあります。

簡体字の元の字を知っていると便利なものを集めてみました。


繁体字 簡体字 新字体 対照表

簡体字について 【中国語講座】

言偏の漢字。偏が簡略化されていますが、この形を覚えておけば言偏の漢字は元の字が推測しやすくなります。


門構えの漢字。これも一度覚えてしまえば分かりやすいタイプです。


馬偏はかなり簡略化されています。


やや分かりにくい形の車偏。知らないとまるで分かりませんが、車の簡体字を知っていれば、かなりの漢字が推測できるはず。


検や険の字も、一見しただけでは元の字が分かりにくい形です。


そのほか、よく使う漢字で元の字と形が大きく違うもの。


元の字からかなり形が変わっており、混乱しやすいもの。


日本語にも似た形の字がある場合、間違えやすいので注意が必要です。


中国語で「麺」は「面」になっています。


かなり簡略化がはげしく、見ただけでは推測できないもの。


これも形がかなり変わっています。


元の字が分かれば、看板などの簡単な文章の意味は、日本語の知識から推測することができます。

元の字は「護」。保護するという意味で使います。「护岸」で護岸設備や堤防を指します。ピンインは「hù」。

元の字は「跡」。遺跡や形跡など、あとに残っているものの意味。ピンインは「jì」。

元の字は「請」。求める、乞う、または招待するなどの意味。ピンインは「qǐng」。

これに基づいて下の画像の看板を読むと「保護古跡 請勿刻画」、つまり「保護されている古い史跡です。画を刻んだり(落書きしたり)しないでください」という意味だということがなんとなく分かります。(「勿」は日本語でも「~なかれ」と読み、「~するな」という意味)

by kgbbristol

◆日本の旧字体との関係

簡体字になる前の難しい字体を「繁体字」と呼びます。もともと清朝の時代、1716年に「康熙字典」で制定された字体がもとになっており、日本の旧字体とかなりの部分で共通した字体を用いています。日本の旧字体にも異体字が多くありますが、繁体字も地域によって一部使われる文字が異なります。

繁体字は台湾などで使用されていますが、中国では簡体字を「規範漢字」として使用しており、繁体字は古典籍・文字学・書道といった特定の分野以外では使用すべきでないとされています。また、シンガポールなどでも簡体字が使用されています。

経済的にも世界に対する影響力を強め、アメリカにも匹敵する超大国となる可能性を感じさせる中国ですが、文化的には日本と共通する部分が非常に大きい国でもあります。欧米の人たちが中国語を学ぶことの大変さを考えると、むしろ日本人にとってはアプローチしやすい国と捉えることもできるはずです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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