取材

日本では考えられない格安携帯「Nokia1280」をアフリカで手に入れました


こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。アフリカでも携帯は日常生活に欠かせません。国内でインフラとしての固定電話網が整ってない分、重要度は日本以上になるでしょう。

だからこそ、誰にでも手を伸ばせる格安の携帯が販売されています。自身もアフリカを旅していくにあたって、セネガルのダカールで格安携帯を手に入れました。ガラパゴス化した日本メーカーには考えられませんが、世界ではこんなに簡単な携帯だって使われています。白黒液晶だって構いません。目覚まし時計、電卓、ライト、カレンダー、FMラジオといろいろな機能もついています。


セネガルの首都ダカールで携帯を探すことにしました。目覚まし時計に使いたいのが一番の理由で、加えてアフリカの賄賂対策としても考えていました。「え、ここでお金が必要?本当?ちょっと待って大使館に確認するから」というのを想定してたのですが出番がありません。

セネガルでサービスを展開している携帯サービス会社Orangeのオフィシャルオフィス前に、このように携帯が箱積みされた露店が何軒か並んでいます。ここで手に入れました。


携帯を販売していた陽気な青年たち。


こちらが手に入れた「Nokia1280」。こんな露店に値札なんてありませんから交渉に交渉を重ねて、SIMカード込み1万4000CFA(約21.5ユーロ、約2200円)で購入しました。SIMカードがなかったら13000CFA(約20ユーロ、約2050円)でした。


シエラレオネでも同じ機種が13万5000レオン(約22.5ユーロ、約2300円)で販売されていました。


バッテリーの後ろにSIMカードを入れるスペースがあります。


携帯を使えるようにするにはSIMカードを手に入れましょう。SIMカードがないと機能が制限されて使い物になりません。アフリカの携帯はプリペイドサービスが主流で、SIMカードも携帯ショップや商店などで簡単に手に入ります。


こちらが箱の表面


裏面にはたくさんの言語表記があります。


それぞれ、

en=english (英語)
fr=french (フランス語)
pt=portuguese (ポルトガル語)
ar=arabic (アラビア語)
fa=farsi (ペルシア語、イラン)
ur=urdu (ウルドゥー語、パキスタン)

とインドからパキスタンを経てイラン、アラビア半島を含めてアフリカまでを広くカバーしています。携帯本体の言語の設定は

English (英語)
Francais (フランス語)
Lingala (リンガラ語)
Kiswahili (スワヒリ語)

と4つの言語に切り替えれます。英語はインドと東、南アフリカで、フランス語は西、中央アフリカで主に使われています。気になるリンガラ語はコンゴ共和国とコンゴ民主共和国で、スワヒリ語はケニア、ウガンダ、タンザニア辺りで使われています。

この携帯はインドで作られています。GSM900/1800と書かれているこの携帯は第2世代(2G)にあたり第3世代(3G)ではありません。NTTドコモでいうならFOMA(3G)ではなくmova(2G)になります。


説明書はこの枚数しかありません。


こちらが充電器。


こんなに簡単な携帯ですが、たくさんの便利な機能が搭載されています。買物をするときに役に立つ電卓。


カレンダー。大使館でのビザ申請で、入国日を指定するときに日付が分かるので便利です。


ストップウォッチ


単位変換。キロメートルとマイル、ポンドとキログラムだったり、オンスとグラムだったり、二つの異なる単位を変換してくれます。


目覚まし時計。これが一番の目的でした。


スピーカーが使えないためにイヤホンが必要ですが、FMラジオも聞くことができます。


十字キーの上を連続して二回押せばライトが光ります。電気がない、電気があっても停電が頻繁に起こるアフリカですから、この携帯のライトは重宝しています。


3つのミニゲームも入っています。


プリインストールされているゲームの内訳。

SnakeXenzia:蛇の全長を増やして得点を重ねていくおなじみのミニゲーム。
Soccer League:簡単なサッカーゲーム。
Bounce:十字キーでボールを操作して、次々とステージを攻略していきます。

これに似た携帯を2007年にオーストラリアで使っていました。今回購入した機種に比べると本体が分厚いです。FMラジオもついてなく、ミニゲームも1つしかありません。格安携帯も時代の流れと共に進化しているようです。


世界一の携帯メーカーNOKIAは格安携帯から世界市場で戦っています。そうしてブランド力を高めていくのでしょう。こうみると高い技術力を持ちながら、世界と戦えなかった日本の携帯メーカーが悔やまれます。

SIMロックがかかっている日本の携帯は使いづらいでしょうから、海外に出た際はこのような格安携帯でも手に入れるのはいかがでしょうか。

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com)

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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