取材

気泡の1つも許さない細かい仕上げ、Fate/Zeroラッピングバスのラッピング作業に密着


「マチ★アソビ vol.7」にあわせて、10月1日からFate/Zeroのラッピングバスが徳島市内に登場します。これまでにラッピングバスの外観、そしてバスの内装を見てきましたが、ではこのラッピングがどのように施されたのか、というのが気になるところ。

すでにバスのラッピングは完了しているわけですが、今回、一部手直しをする様子を見られるということで、ラッピングが行われる一部始終を見てきました。

手直し準備中。どこにもミスは見当たらないのですが、こういった大きな黒地のラッピングだと汚れが目立ってしまうということで、車両後部の上側のラッピングだけ、古いラッピングの上から新しいラッピングを行うことになった模様です。


ちなみにこの写真で見ると、ウインカーの上部に縦に白い線が入っていますが、これは浮き上がっていた部分をはがしたもの。ラッピングをうまく行うためにはとにかく貼り付ける面が平らであることが重要です。


このラッピングシート、水で仮止めを行い、乾かすことで固定を行います。


ぺたりと仮止めを行います。


中央のFate/Zeroのロゴで位置を合わせていきます。


固定すると大幅な手直しはできないため、細かく合わせます。


そして本格的に貼り付けていきます。例えるならケータイに保護フィルムを貼り付けるときのように、気泡をへらで押し出していきます。


面が大きいこともあって相当な力が必要となります。また、曲面が含まれると難易度がアップします。


端に来ると気泡を追い出した分だけの歪みが全て寄ってくるため、これを伸ばすのにまた一苦労。


貼り付けられたら、あとは熱で乾燥させていきます。これでペタッとくっつき、表面のちょっと白くなっている部分が黒くなります。


ちなみに横もかなり大きいラッピングですが、こちらは柄入りなので、それほど汚れが目立たないのだそうです。黒地は鬼門ということですね……。


最後に、見栄えを良くするためオイルスプレーを吹きかけ、しっかりと拭いていきます。


ワックスがけした……とはいいませんが、かなりピッカピカの仕上がり。


曇りのない黒色、これを仕上げるのが難しい。


こうしてキレイに仕上がったFate/Zeroバスは、10月1日から10月7日は徳島市内路線で運用され、10月8日から10月10日のメインイベント期間は徳島駅と阿波おどり会館の間のシャトルバスに充当されます。マチ★アソビで来場した際には、ぜひ1度は乗ってみてください。

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in 取材,   乗り物, Posted by logc_nt

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