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適切な音量をイヤホン自体が調整してくれるカナル式イヤホン


携帯電話や携帯音楽プレーヤーで音楽を大音量で聴くと音を鮮明に聞きとる力が弱くなる」ということも言われていますが、iPodやウォークマン、PSPなどが普及し、昔に比べて子どもがイヤホンを利用する機会が多くなっています。そんな子どもの耳の状態を心配する親たちに向けて作られたのが、音量を上げすぎないメカニズムがあらかじめ組み込まれているイヤホン「ETY-Kids」です。

子ども用に作られた商品ではありますが、誤操作で音量を上げすぎたり、無自覚に常用している機器の音量が徐々に大きくなっていったりということが防げそうなので、大人にとっても魅力的な商品となっています。


Etymotic Research, Inc. - ETY-Kids Safe-Listening Earphones for Kids

カナル式イヤホンを主に販売している「Etymotic」から、適切な音量を本体側で調整するカナル式イヤホン「ETY-Kids」が発売される予定であることが発表されました。子どもがイヤホンのボリュームをあげすぎないように、イヤホンの側で音量を調整するものとなっていて、プレーヤーなどの本体の操作は必要ないとのこと。

イヤホン単体で販売される「ETY•Kids5 Earphones」


ボタンつきのヘッドセットがついている「ETY•Kids3 Headset + Earphones」


アクセサリーポーチとイヤーピース、クリップ。イヤーピースは自分の耳に合う形状を選ぶことができます。


子ども用だからといって作りが甘いということはなく、「Etymotic」のウリである独自開発のイヤーピースが使われており、高音質を保ちつつも、適切な音量を出力できるような設計が施されています。音量の調整だけでなく、イヤホンで外部の雑音を遮断することもできるため、音が聞こえず音楽やゲームの楽しみを減らしてしまうようなことはなさそうです。

親がいくら注意しても、外から見ただけではイヤホンで再生している音量はあまり分からないものなので、この商品を使うこと自体が親の安心につながるのではないかと同社はにらんでいます。

対応機器は3.5mmのイヤホンジャックを搭載しているものなら何でもOKとのことですが、代表的なところではiPodやiPhoneなどのApple社製品が挙げられています。価格はイヤホンのみであれば49ドル(約3793円)、3つのボタンで操作が可能となっているヘッドセットつきの物が79ドル(約6115円)、発売日は10月1日、AmazonやEtymotic直販サイトなどで販売される予定となっています。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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