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人類史に刻まれた、宇宙人の関与が想像できるミステリー10選

by Norman B. Leventhal Map Center at the BPL

発見された時代や場所とまったくそぐわない性能を持った遺物を「オーパーツ」と呼びますが、それらを作ったのは人類ではなく、他の惑星からやってきた宇宙人が当時の人々に超高度な技術を授けて手助けをしたか、もしくは宇宙人自らが作ったのだと主張する「古代宇宙飛行士説」という説があります。この説では人類を創造したのも宇宙人としていますが、謎に包まれたままの遺跡や遺物などをそういった観点からみていくと、合点がいくような部分もあるのではないでしょうか。

※「古代宇宙飛行士説」は広く認められた説ではなく、学問とも考えられていません。この記事は、あくまで知的好奇心を満たすための小話として捉えて下さい


10 More Ancient Alien Mysteries

10:ナスカの地上絵

「ナスカの地上絵」は、ペルーのナスカ川とインヘニオ川に囲まれている乾燥した高原の地表に描かれた多数の巨大な絵で、空から見なければ全体像の把握が難しいほどの大きさを誇っています。1939年6月22日に考古学者のポール・コソックによって動植物の地上絵が最初に発見されましたが、「何の目的で描いたのか」という部分はいまだに謎に包まれているそうです。

地上絵にはサル、リャマシャチ、魚、爬虫類、海鳥類といったモチーフが選ばれており、最大のものだと直径285mに達します。地上絵は紀元前200年から紀元後800年のナスカ文化時代に描かれたとみられていますが、ナスカの人々が飛行機を発明していたという証拠は全くありません。「古代宇宙飛行士説」を支持する人々の間では「地上絵は宇宙船が着陸する際の滑走路として使用されていた」と考えているそうです。


9:ヴィマナ

「ヴィマナ」は自由自在に空を飛ぶ架空の乗り物で、古代インド最古の古典である「リグ・ヴェーダ」、叙事詩「ラーマーヤナ」、そして叙事詩「マハーバーラタ」に登場します。まるで現在の航空機のようにいろいろな形式が存在し、中には大気圏外への航行さえ可能なものもあったそうです。

叙事詩の中では英雄たちが戦争で使用するヴィマナですが、UFOとの類似点が多いので「古代宇宙飛行士説」支持者たちは「古代インドに他の惑星から宇宙飛行士がやってきたのでは」と主張しています。


8:ギザの大ピラミッド

紀元前2540年頃に20年以上の年月をかけて建築されたとみられている、エジプト第4王朝のファラオであるクフ王の墳墓「ギザの大ピラミッド」。世界の七不思議の一つとされ、建設当時の146.6mという高さは14世紀まで世界で最も高い建造物でした。

長さと高さの比が黄金比となっていることや、非常に誤差の少ない石積技術もあって、「古代宇宙飛行士説」支持者たちは「他の惑星から来た訪問者が驚異的な建築技術で人間を手助けしたのだ」と信じているとのこと。


7:テオティワカン

メキシコの首都であるメキシコシティから北東に約50km行った地点にある20平方kmほどの巨大な宗教都市遺跡が「テオティワカン」です。紀元前2世紀から6世紀まで人々が住んでいたとされており、最盛期には10万~20万人が生活していたとのこと。

「古代宇宙飛行士説」支持者たちは「古代遺跡のいくつかは現代よりもはるかに高度な天文学の知識を持って作られた」と指摘しており、テオティワカンにある「太陽のピラミッド」や「月のピラミッド」といったピラミッドたちはそれぞれ太陽系の惑星の位置を意識して建設されていると主張します。


6:シュメール人

古代では、現在のイラクにあたるメソポタミアの南部をバビロニアと呼び、その南半分の地域を「シュメール」といいました。シュメールで興った都市文明は世界最古のものとされ、その文明の中心となったのがシュメール人です。紀元前9000年頃、どこからかこの地へ移住してきた人々が農耕を始め、紀元前3500年頃になると現在知られている文字体系で最古の楔形文字を発明しました。

彼らは自らを「混ざり合わされた者」と呼び、自分たちは「アヌンナキ」という神々の集団によって作られたと信じていたそうです。また、「アヌンナキは金を採掘するために他の星から地球へとやってきた」と信じていたともいわれており、シュメール人の古代神話を「アヌンナキは金を採掘する労働者を求めていたので、遺伝子操作によってシュメール人を作り出した」と解釈する「古代宇宙飛行士説」支持者もいるとのこと。


5:パレンケの石棺

7世紀に最盛期を迎えた、メキシコにあるマヤ文明の古代都市遺跡「パレンケ」。パレンケに多数存在するピラミッドの中でも最も高い「碑文の神殿」からは最盛期に在位したパカル王の遺体が見つかっており、エジプトのピラミッドのように王の墓としての側面を持っていたとみられています。

「碑文の神殿」の地下から発見された奇妙な石棺を「パレンケの石棺」といい、それを横から見てみると、描かれているパカル王の姿がまるでロケットに乗って操縦をしている宇宙飛行士のように見えました。そのために「古代宇宙飛行士説」支持者などによって「マヤ文明は宇宙人によって作られた文明である」と主張されましたが、パレンケにある他の神殿から発見されたレリーフと同じく縦にして観察すると、ロケットを操縦しているのではなく、当時の宗教観に乗っ取って十字架などが描かれたものだとわかります。


縦にするとこんな感じ。


4:マハーバーラタラーマーヤナ

2000年以上前に書かれた古代インドの2大叙事詩である「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」では、飛行する機械に男たちが乗り込んで大規模な戦いをする様子や、「インドラの雷」という核兵器を想起させるような巨大な爆発の描写、そしてあまりにも強力な武器の数々などが登場します。そのためにこれらの叙事詩に対して「超古代文明の痕跡説」を主張する人もいるそうです。


3:プマ・プンク

南米のボリビア多民族国にあるプレ・インカ期の遺跡を「ティワナク」といいます。ティワナクでは紀元前1~2世紀頃から独自の文化が形成され、紀元後400年頃に文化が広範囲に広がり、おおよそ750年~800年から1000年~1100年の間にかけて最盛期を迎えたと考えられているとのこと。

「プマ・プンク」は遺跡の中心部から外れたところにあるピラミッド状の建造物で、破壊がすさまじい状態ですが、数トンもある一枚岩でできた建築の一部が今も残っています。その石材加工技術は非常に優れており、長方形の石材の面は見事に平らな状態で切り出されている上に、加工には鉄を利用していないとのこと。どのようにしてこれほどの正確さで石材を切り出して加工したのかはわかっておらず、「古代宇宙飛行士説」支持者たちは「高度な技術を持った宇宙人が遺跡を作ったか、建設者にアドバイスをしたのでは」という仮説を立てています。


2:宇宙人と第三帝国

第2次世界大戦中のドイツ軍は世界で最も技術が進んでいたともいわれ、彼らは巡航ミサイルV1飛行爆弾弾道ミサイルといった強力な兵器を開発しました。ドイツ軍の技術力が進んでいたことに対して、彼らが単に他の国と比べて賢かったからではなく、東洋で発見されたサンスクリット語の古文書を参照していたから技術力があったのではと考える人もいます。

1933年にドイツのオカルト結社「ブリル協会」がヒトラーと彼の取り巻きに対して、世界中から古代技術を探し出すために資金をつぎ込むよう推奨しました。そして、ドイツの科学者や研究者たちは、まるで「失われた聖櫃」でも探すかのようにして徹底的に古文書や遺物を探し回らせたとのこと。この話や、ドイツの科学者たちが1939年に空飛ぶ円盤型の航空機「Haunebu(ハウニブ)」を開発したことなどを証拠として、ナチスが宇宙人の技術を扱っていたと考える人もいるようです。


1:フラワー・オブ・ライフ(生命の花)

「フラワー・オブ・ライフ」とは、古くから知られている神聖幾何学の一つで、エジプトの「オシリス神殿」、ルーマニア、イスラエル、中国など世界中で確認されている図形だそうです。人間や動物、木や惑星など、宇宙の万物は幾何学的で、すべてがこの「フラワー・オブ・ライフ」という単一のパターンから成り立っていると考える人もいるとのこと。

これが「フラワー・オブ・ライフ」。


「フラワー・オブ・ライフ」に含まれる未完成の球体をすべて完成させた末に現れる「フルーツ・オブ・ライフ」という図形には全部で5つあるプラトン立体(正四面体・正六面体・正八面体・正十二面体・正二十面体)がすべて含まれており、神聖幾何学の中でも最高に神聖なものとされています。そして、この図形が宇宙全体を形作っているそうです。また、元素の周期表にあるすべての元素はプラトン立体のうちの一つと幾何学的関係があるとも言われています。

「フルーツ・オブ・ライフ」です。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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