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2000枚のパンを焼いた末に「最高のトーストを作るための方程式」を発見


2000枚にも及ぶトースト回数を経て、「最高のトーストを作るための方程式」を導き出した人物が、家庭でも実践できる手順を発表しています。

The perfect piece of toast: Scientists test 2,000 slices and find 216 seconds is the optimum time | Mail Online

この記事によると、実に2000枚のスライスを食べ続けることで、トーストの最適焼き時間が216秒だということをはじめとした「最高のトーストを作るための方程式」が発見されました。

この研究結果を明らかにしたのはパンの専門家Dom Lane氏が率いるチームで、1913人にトーストについてのアンケートを行った上で市民が好む最適なトーストを追求。この「方程式」を完成させるために1週間にわたって毎日トーストを焼き続け、2000枚にも及ぶパンを焼きに焼いてデータを収集したとのことです。

なお、最適なパンの厚さは14mmで、理想的なバターの量は1平方インチ(6.4516平方cm)あたり0.44グラム。冷蔵庫から出したばかりの約3度の冷たいパンを焼くのが良いほか、両面を同じ時間だけ焼くべきで、パンの水分が失われてパサパサになるのを防ぐため、グリルではなくトースターを使う方が効果的とのこと。また、パンを焼くトースターは、154度に設定するのが最適だそうです。

そしてトーストが焼き上がったら、パンが冷める前にすぐにバターを塗る必要がありますが、塗りすぎるとサクサクした外側の部分が湿ってしまい、少なすぎるとぱさついてしまうため、バターの量は重要。さっと塗りつけるのが良いようです

こんな風にバターが固まってしまって、表面が削れてしまっているような状態ではいけないということですね。


これらの行程を踏んだ上で作ったトーストはこんがりときつね色に焼き上がり、カリカリとした外側の部分と、中のふわふわとした部分のバランスが絶妙なものに仕上がるといいます。

しかし踏むべき行程はまだあり、焼き上がった完ぺきなトーストは対角線に沿って一回切って三角形の状態にするというプロセスが明記されています。この理由として、レポートには「口に入ってしまえば同じなので、確かにカットの方法などはまったく味に影響しません。しかし、パンをカットしないでそのままかぶりつくと、バターやその他の具が乗っている場合、ほほや唇にべったりついてしまったり、こぼしてしまったりするので、食べやすくするために三角形に切ることをおすすめします」とのこと。


そして切ったトーストを置く皿についても温めておく必要がありますが、温めすぎるとトーストにさらに火が通り、完ぺきな状態が失われてしまうため、皿の温度は45度をキープするよう、調整するべきだとされています。

この途方もない挑戦は、パンメーカーのVogel'sが彼に依頼したもの。Lane氏は「パンをトーストすると茶色く色が変わるのはメイラード反応の一例ですが、これはパンをおいしくする魔法のようなものです。今回の実験で得た結果を元に、我々はパンのサクサク感と焼けた色をグラフ化した『Vogel's Curve』を開発し、そこに非常に複雑な数学的要素が隠れていることを見つけ、完ぺきなトーストを作るための方程式を見つけ出したのです」とコメントしています。

この「方程式」として発表された5つの行程は、家庭でも簡単に行えるような状態に落とし込んだものだということです。トースト1枚にここまでの手間をかけることはなかなかないかもしれませんが、いくつかかいつまんで実践してみるといつもとはひと味違ったトーストが食べられそうです。

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in Posted by darkhorse_log