脳内妄想ダダ漏れの危機か、思考を読み取る手がかりが解明される


テレパシーや読心術といったフィクションの世界の能力が、現実のものとなる可能性が浮上しました。

てんかん治療の研究の副産物として、脳が発する電気信号の種類を一部特定することに成功。その信号を利用して、人がしゃべろうとしたことや思い浮かべた内容を読み取ることができそうだという発表が行われています。この研究の進め方によっては日々脳内で考えているあんなことやこんなことが他人から読み取れてしまう未来がやってくるのかもしれません。

将来の発展によっては脳内妄想ダダ漏れすら夢ではない、神経科学に関する発見は以下から。Reading your mind: New research finds how words are formed in the brain | Mail Online

アメリカ・ワシントン大学の神経科学技術革新センターにて行われた研究によって、脳内で言葉がどのように形成され、浮かんでくるのかという仕組みが解明されました。そのリーダーであるEric Leuthardtさんは、重度のてんかんに悩まされている4人の患者を被験者とし、各人の頭部に64個の電極をうめこみ、その挙動を観察しました。

研究の当初の目的は「てんかんが起こる原因の発見」だったのですが、Leuthardtさんはその追及と同時に、発話内容を形成する脳のある部分を観察しました。被験者たちは「oo」「ah」「eh」「ee」という4つの連続した音を発音するように求められました。被験者がその音を発する際、研究者はそれぞれの音に対応した4種類の電気信号を確認することに成功。この4種類の電気信号だけで文章を形成するのは難しいものの、今後同種の研究が進展するきっかけとなるのは間違いなさそうです。

また、口に出した音だけでなく、人が頭に思い浮かべた音についても脳は同様に信号を発していたということですが、その時に発せられた電気信号は、発話した際のものとはかなり異なっていたそうです。


これらの発見についてさらなる研究を進めることで、これからしゃべろうと思っている内容だけでなく、脳内で思っているだけで口にしていない思考内容をも読み取る技術が開発される可能性も出てきました。あるいは、テレパシーで人と人が会話をする技術の開発にも結びつくかもしれません。

Leuthardtさんは「今回の発見から、脳は人々が哲学的に定義したようなブラックボックスではなかったということが分かりました。しかし、私はこの発見を利用して他人の心をまるごと読み取ってしまおうとは思っていませんし、そんなことはできません。ただ、それが可能であるという証拠を手にしただけです」と語っているため、読心術のために研究が進められることはおそらくないのだと思われますが、フィクションの中だけのものと思われていた読心術やテレパシーなどが、現実になる可能性はゼロではないようです。

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in サイエンス, Posted by darkhorse_log