「子どもにジャンクフードを売るな、そしてドナルドをクビにしろ」とNPO団体らがマクドナルドに要請

by kcolwell

大手ファストフードチェーン店・マクドナルドのイメージキャラクターといえばドナルド(海外ではロナルド・マクドナルド)。そのピエロっぽい風貌はインパクトがあり、一度見たら忘れられないキャラクターです。

今、このドナルドをクビにせよという要請がマクドナルドに行われているそうです。マクドナルドが応じるとは思えませんが、いったいドナルドの身に何が起きているのでしょうか。

詳細は以下から。
McDonald's Marketing and Ronald McDonald Come Under Fire - WSJ.com

RELEASE: Doctors’ orders to McDonald’s: Stop marketing junk food to kids | Corporate Accountability International

NPO団体Corporate Accountability Internationalはこれまでにタバコの害を訴えるキャンペーンを行ったり、ボトル入りの水(ミネラルウォーター)を排除するキャンペーンを行ったりしてきましたが、マクドナルドに対しても「子どもにジャンクフードを売るな」というキャンペーンを行っており、2010年には「ドナルドを引退させろ」キャンペーンを展開してきました。


このキャンペーンに、アメリカの児童青年精神医学会やシカゴ・ヒスパニック健康連合など550を越える団体や栄養専門家が賛同、5月18日にシカゴ・サンタイムズニューヨーク・メトロボストン・メトロサンフランシスコ・エグザミナーミネアポリスシティページボルティモアシティペーパーに「マクドナルドへの手紙」という意見広告が掲載されることになりました。

内容は「マクドナルドは塩分、脂分、糖分が多く含まれてカロリーの高い食品を、ドナルドやおもちゃ付きハッピーセットなどを利用して子どもたちに売るのを中止せよ」と要求するもの。アメリカでは現在、子ども(2歳~17歳)向けの食品には健康にいいものをある程度入れ、カロリーなどは抑えるという指針が農務省などによって提案されており、食品業界への風当たりはかなり強い状態。

これに対してマクドナルドは「我々は子どもたちとのコミュニケーションを真剣に受け止めており、信頼できる広告を行っていくことを約束します」「子どもの健康や栄養の重要性は理解しており、対話と問題解決に参加することをお約束します。我々は高品質な食事を出しており、ハッピーミール(ハッピーセット)は子どもたちに選択と多様性を提供しています。親御さんたちはハッピーセットを評価しています」と声明を出しています。

ドナルドの去就については特にコメントされていません。

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in , Posted by logc_nt

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