取材

秋葉原歩行者天国再開前日と当日の様子をレポート、ラジオ会館は7月で一時閉館へ


震災以来、再度中止されていた秋葉原の歩行者天国が、4月17日から再開されました。

歩行者天国の対象となるのは秋葉原中央通りの、万世橋交差点から蔵前橋通りと交差する外神田5交差点の区間。4月から8月までの間は、13時~18時の時間帯で自動車の通行が止められ、車道を人が歩ける状態になります。果たして歩行者天国は無事再開されるのか、前日の16日(土)と17日(日)当日の様子を見に行ってきました。また、7月に一時閉館となる秋葉原名物ラジオ会館も、閉館に向けて寄せ書きを集めていたので、こちらも併せて見てきました。

詳細は以下から。歩行者天国の交通規制:警視庁

秋葉原駅前に到着。


16日(土)の中央通り。交通量はそれほど多くありませんでしたが、車が通っています。


対照的に歩道は人で溢れていました。


交差点には信号待ちのたびにすさまじい数の人が集まり、時には信号を無視して車道を走って渡る人の姿も見られます。


信号が青になると一斉に人が渡り始めます。


実際に交差点に行ってみると、これだけの人が一斉に動き出すので、すごい迫力。


中央通りの中心あたりに位置するタイトーステーション前。信号待ちが無くても歩道に人がぎっしり。


通りの各所に秋葉原電気振興会のメッセージが下げられていました。


16日の外神田5の交差点。ここまでが歩行者天国の範囲となります。


中央通りから裏通りに入ると、ジャンク屋さんなどが並んでいます。これは16日の様子。


裏通りはいつもと変わらない雰囲気。


メイドカフェのビラを配っている人や、クレープを買う人。


精密機器用の工具を眺める人々。


リンゴをハンマーで叩き潰そうとするドロイド君と、牙をむき出して対抗するリンゴ。


リストレストの手描きPOP。「使えば楽になるのに……」


そして翌4月17日、12時40分、万世橋交差点前。痛車が駆け抜けて行きます。


警察官たちが通行止めの準備に入っていました。


まずは通りに入る車をストップ。


信号が変わっている内に手早く通行止めを行います。


そして通りから車がすべて出て行くのを確認して、出る方もふさぎます。


通行止め完了。これで歩行者天国が再開です。


歩道にいた人たちが車道だったところに出てきました。


通りには歩行者天国再開を祝して記念撮影をする人も。


かなりの人数のパトロールが出動しています。


歩行者天国では、路上販売、路上パフォーマンス、自転車の通行が禁止されています。


通りの各所には監視員が立ってくれています。


16日には信号待ちで人が溢れかえっていた交差点も、歩行者天国となって人の流れもスムースになりました。


タイトーステーション前もだいぶスペースに余裕ができて、人が立ち止まって談笑できるくらいになっています。


犬を連れてきている人もいます。16日の混雑した状況ではとても考えられない光景です。


なんとフェレットまで来ていました。


もうちょっと暑くなるとアスファルトの道路は辛いので、今のうちにお散歩に来たとのこと。


外神田5交差点。歩行者天国の範囲はここまで。


路上パフォーマンスの禁止を受けてか、中央通りにはコスプレをしている人の姿はほとんどありませんでしたが、通りを駅側に入った秋葉原UDXではチャリティーライブが行われており、敷地内に限ってコスプレイヤーたちがイベントの告知を行っていました。


ベルサール秋葉原では「秋葉文化祭」が開催されていました。


会場周辺には長蛇の列。


裏通りの様子は16日とあまり変わりませんが、やや人通りが多くなっているような感じ。


歩行者天国からブラッと立ち寄る人が増えているのかも知れません。


名物のケバブ屋さんも大繁盛。


というわけで、秋葉原の歩行者天国は特に大きな混乱もなく無事再開。折からの陽気も手伝って、秋葉原にとっては和やかな昼下がりとなりました。

駅前のラジオ会館は、ビルの建て替えが決まり、7月末で一時閉館の予定。


4月15日から閉館セールが行われています。


正面入り口ではショボーンクッションのたたき売りが行われていました。1個1500円(税込)


館内2階では、「ラジオ会館さよなら!!ウォール」として、寄せ書きスペースが設けられています。


ここに描かれたメッセージは新館で公開される予定とのこと。


左右の壁面にはラジオ会館の歴史を偲ばせる写真の数々が飾られています。


「聖地・・・或る日の姿」、久保田光一氏撮影。


ありし日のラジオ会館の姿をモノクロの写真で見ることができます……これは寧々さん


館内のお店の様子が撮影されています。


「宿る様々な命」


ラジオ会館正面


なんだかどれもすごく最近の写真のような気がします。


「すべての価値観を包む」


「いつもどおりの人々」


古い写真もあります。昭和37年開業当時のラジオ会館。


これが寄せ書きスペース。すでにたくさんのメッセージが寄せられています。


寄せ書きは一人CDケース一枚分程度で、スペースが無くなり次第終了の予定。


専用のマーカーが用意されています。


皆がそれぞれの想いを寄せ書きに託しています。


「ラジ館はオレのよめ」などの熱いメッセージも見られます。


機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツ「ザクII」の上には「ラジオ会館IIになって帰ってくるのを待っている」のメッセージ。


ありがとウサギも来てくれました。


もちろんさよなライオンも。


懐かしみながら館内を巡っていると、どこかで見た風景を見つけました。


先ほどの写真と完全に一致。閉館イベントが決まってから撮影された写真だったのかも。

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in 取材, Posted by darkhorse_log

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