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「バーチャルお姉さん」+SNSを利用した仮想教室を使ったニート・引きこもり向けの「日本社会復帰大学」


入学前の書類の取り寄せや申請書類の作成、「バーチャルお姉さん」による毎時間のフォロー、SNSを利用した仮想教室などを駆使し、インターネットのみで半年間1科目だけ履修可能、実際に学割が使える学生証も発行されるという、ニート・引きこもり向けの「日本社会復帰大学」というものがあるとのこと。

金さえ払えば学位だけはくれるという大学ではなく、文部科学省認可の通信制大学らしいのですが、一体どうなっているのかという詳細は以下から。
日本社会復帰大学|トップページ
http://www.ar-ltd.co.jp/support/index.html


日本社会復帰大学 | 日本社会復帰大学設立につきまして
http://www.ar-ltd.co.jp/support/pre.html

「日本社会復帰大学」はニートなど社会的に接点が少なくなっている方々、特に大学、大学院を卒業し、一旦は就職したものの、人間関係で悩んで退職、その後、長期ひきこもりとなっている方々を対象に、ディグリーミル※でない文部科学省認可の通信制大学である「八洲学園大学」にて、半年間、1科目だけを履修させることにより、社会復帰のステップを模索してもらうというもの。

ということで、中身は文部科学省認可の通信制大学である「八洲学園大学」となっている模様。いわゆる通信大学・通信制大学です。


実際にできることは以下のような感じとなっています。

「日本社会復帰大学」は入学希望者へ2段階のサービスを提供する。入学前には卒業証明書類の取り寄せ、入学申請書類の作成、授業選択といった、ともすれば入学希望者が面倒と感じ、踏み出せない部分のサービスを、入学後には、八洲学園大学専任教員による週1回90分、全15回の通信授業を、共に学ぶ「バーチャルお姉さん」がメール等で毎時間フォローするサポートを行う。また、SNSを利用した仮想教室を運営し、望む方には同じ立場の人間関係を構築させる。

従って、「日本社会復帰大学」入学イコール即社会復帰を確約するものではないが、学びによる双方向の接点を持って欲しい、正規の身分証明(八洲学園大学学生証というID)を得ることで、対外的にも対内的にも安定して欲しい、外出のきっかけ、例えば学割を使った映画鑑賞も試して欲しい等の刺激を提供し、新たな一歩として欲しいと願っている。


図を見る限り、「バーチャルお姉さん」とは「レンタルおねえさん」のことなのでしょうか……?


半年が経過してから後はどうするのかという選択肢も一応用意されています。

半年後、履修科目を終えた学生は、「日本社会復帰大学」は卒業となるが、「八洲学園大学」に入学している立場をそのまま利用して、生涯学習として学びを継続する、124単位を修得し学士を目指す、税理士や司書資格等の新たな資格に挑戦する、ライフプランに合わせて休学や退学する等がその後の選択肢となる。


実際に授業に使うのはおそらくこれ、「双方向ライブ授業 eLy(エリー)」。

YouTube - 八洲学園大学 双方向ライブ授業 eLy(エリー)


大学自体に行く必要性はないのですが、実物の大学の建物はこんな感じ。

YouTube - 八洲学園大学 全景


http://www.ar-ltd.co.jp/support/life.htmlによると、大学登録先着50名は教科書代不要でPDFファイルが配布されるであるとか、学生証・学割の対象例であるとか、最終試験についてなども説明されており、学費は総合計で税込み7万5000円となっています。


ところで、どこを見ても結局、「バーチャルお姉さん」の詳細が見当たらないのですが、一体何なのでしょうか……。

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in メモ,   動画, Posted by darkhorse

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