アート

顔面を一分のスキなく防寒しているのに人相が丸わかりな目出しニット帽


スキーやスノーボードをする際に着用する目出し帽は、防寒が目的ではありますが、人相が分からなくなるためちょっと怪しい人物に見えてしまうのが玉にキズ。

そんな不便を解決すべく、自分の人相を編み込んだ目出し帽を作った人物が現れました。これを着用していれば顔の部分を防寒しつつも、知り合いにちゃんと自分を認識してもらえるかもしれません。


人相の分かる目出し帽の製作風景は以下から。andrewsalomone.com >> Blog Archive >> Machine Knit Identity-Preserving Balaclava

顔の部分は顔を360度ぐるりと見た画像をフォトショップで加工し、1枚のビットマップ画像にして、それを元に編んでいったとのこと。ちなみに、帽子を編むのには「Brother KH-930e」という自動編み物機で好きな柄を編めるようハッキングしたというBecky Stern氏の発表した方法を参考にしたということです。


試作品の数々。右下の黒とピンク色のものはオシャレなデザインに見えないこともない感じです。


裏側は糸が出ています。しかし裏側を見て気づいたのですが、この帽子は「目出し帽」と書かれているのに目や口の部分に穴がなく、視界や呼吸に問題はないのか気になってしまいます。


できあがった帽子をかぶってみるとこんな状態に。


これが本人の顔。ヒゲやまゆ毛のあたりは確かによく再現できていますが……


いくらさりげなく街角にたたずんでいようと、ちょっと声をかけるのをためらってしまいそうなオーラを放っています。顔を隠す目的で使われる目出し帽とは別の意味で怖い雰囲気です。


このニット帽を作ったアーティストのAndrew Salomone氏は、以前にも人相を変えることなくつけられる覆面を作成しています。

「顔面の防寒をすると怪しいヤツと思われるのは人相が分からなくなってしまうからだ」という考えのもと、怪しまれずにかぶれる顔の防寒具を模索しているようですが、今回のニット帽の出来栄えを見る限り、その試みはまだまだ改良の余地がありそうです……

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in アート, Posted by darkhorse_log

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