レビュー

無料で商用利用可の有料サイトテンプレートファイルを「ThemeForest」からダウンロードする方法


ユーザーが自分で作成したサイトテンプレートやWordPressなどのCMS用テーマなどを有料で販売したり、逆にユーザーがそれらのファイルを購入したりできるサイトが「ThemeForest」です。現時点では3300個以上の有料テンプレートやCMSテーマがあり、どれもこれもかなりプロフェッショナルですごいクオリティのものばかりですが、そんなプロフェッショナルレベルのサイトテンプレートを無料でゲットする方法があるので、試してみました。

ほかにもPHPのメールフォームやロイヤリティフリーBGM・テクスチャファイル・AfterEffectsのプロジェクトファイル・3DCGモデル・Flashファイル・Photoshopを使うチュートリアルファイルなど、有料のファイルを無料でダウンロードしてゲットできます。今回実際に試してみたところ、全部で総額5000円以上のファイルをゼロ円で入手できました。

手順は以下から。
Premium WordPress Themes and Web Templates - ThemeForest
http://themeforest.net/

仕組みは簡単、無料でできるユーザー登録を行うだけ。毎月1つだけ無料で配布されているテンプレートファイルをダウンロードできる、というわけです。


2010年12月はこれです。

Site Templates - Robust-5 in 1 Business and Portfolio Template - ThemeForest


お金を出して買えば12ドルするテンプレートとなっており、主にビジネスのための企業公式サイトやフリーで活動している個人のためのポートフォリオサイトをお手軽にプロっぽくできるというかなりナイスなテンプレートとなっています。

JQueryを駆使したスライダー(ファンシートランジション・サイクルスライダー・コインスライダーの3種類)やポートフォリオページのグリッド形式・リスト形式での切替、各種カラー(レッド・ブルー・オレンジ・グリーン・バイオレット)の切替、タブによるナビゲーション、セクシーなドロップダウンメニュー、AJAXによるチェック機能付きお問い合わせフォーム、10種類の異なるページのテンプレート、Lightboxを使った幅をページ一杯まで使ったレイアウト、IE7・IE8・Firefox・Opera・Safari・Chromeでの表示確認済み、XHTML1.0とCSS2.1もOK、コードには適切にコメントが加えられておりカスタマイズも容易、さらにきちんとレイヤー化されたPSDファイルも同梱されており、正直、かなりどころかめちゃくちゃ参考になります。「こんなレベルのものを本当に無料でダウンロードしていいのか?」という気分になってしまうほどです。

ユーザー登録するにはThemeForestのトップページに行き、右上にある「SIGN UP」をクリック


「First Name」に名前、「Last Name」に姓名、「Your Email」「Re-Type」にメールアドレス、「Username」にログイン用のユーザー名、「Password」「Re-Type」にログイン用のパスワードを入力後、チェックを入れ、キャプチャに表示されている英数字を入力し、「Create Your Account」をクリックすれば完了。


メールアドレス宛に確認メールが届くので、本文中のURLをクリックしてアクセスします。


するとこうなって認証が完了するので、「MY ACCOUNT」をクリック


こんな感じでログインできました


あとは無料ファイル配布ページに移動して、「Download it for free!」と書いてあるボタンをクリックすれば速攻でZIPファイル(今回は5.91MB程度)のダウンロードが始まります。


ちなみに今回作ったこのユーザーアカウントはThemeForestを運営している「Envato」が持っている他のサイトでも利用可能。そして運営の方針が基本的にすべて同じなので、普段は有料なのに今だけ無料でダウンロードできるファイルが各サイトに転がっています。

まずはFlashの各種コンポーネントを販売している「ActiveDen」の場合、2010年12月は「Three Christmas mini cards」という6ドルのファイルが無料でゲット可能です。


ロイヤリティフリーのBGMや効果音などを販売している「AudioJungle」の場合、2010年12月は「Cosmic Illusion」という14ドルのファイルが無料でダウンロードできます。


PHP・JavaScript・ASP.NET・Javaのソースコードファイルをダウンロードできる「CodeCanyon」からは、「Simple PHP Contact Form」という3ドルのメールフォームが無料でゲット可能です。内容チェックや必須入力項目の設定、スパム対策、投稿後のサンキューメッセージページや送信成功ページの表示、未入力項目があった場合の指摘なども可能となっており、必要な機能は大体揃えている感じです。


After Effectsのプロジェクトファイルやループ、ムービー素材などを販売している「VideoHive」では「Rainbow Reveal」という8ドルのファイルが無料で入手可能。


PhotoshopのPSDファイルやベクター形式のファイル、アイコン、アドオンなどを販売する「GraphicRiver」では「COLORFUL textures pack」というテクスチャ12種類(2750×2240)の詰め合わせ7ドルのファイルが無料ダウンロード可能。


3Dモデル・テクスチャ・マテリアルなどを販売する「3DOcean」では「Delicious Donuts Models」というCinema 4Dで作成した.3ds・.c4d・.objファイル、全部で10ドル、これも無料ダウンロードできます。


各種チュートリアルや電子書籍を販売する「Tuts+ Marketplace」ではCreate a Big Air Event Posterという4ドルのチュートリアルが無料で配布されています。


全部合計すると、12ドル+6ドル+14ドル+3ドル+8ドル+7ドル+10ドル+4ドル=64ドル、約5300円相当が無料で入手できることになります。

なお、1月になればまた各サイトの無料配布ファイルが更新され、各サイトを巡れば新しい無料ダウンロードファイルをゲットできるので、お年玉代わりに自分へのご褒美として片っ端からダウンロードすればなんとなくお得な気分になれるかもしれません。

◆実際に購入する手順

こうやって巡っていると「これなかなかいいな、仕事に使えそう」という感じでナイスなファイルが見つかることがあります。実際に有料のテンプレートファイルを購入する際には、事前にクレジットカードを使って入金しておくと便利です。まず右上にある「DEPOSIT」ボタンをクリック。


今回は30ドルを入金しておくことにしました。入金する単位を選んだら、クレジットカードの支払でPayPalかmoneybookers.comを選びます。日本のクレジットカードをきちんと認識してくれるので、今回はmoneybookers.com経由で支払うことにしました。「Japan」を選んでから「Purchase」をクリック。


moneybookers.comに転送されるのでしばらく待ちます


クレジットカードの情報を英数字で入力し、「CONFIRM AND PAY」をクリック


「CONTINUE」をクリック


今回使用したクレジットカードは三井住友VISAカードだったので、VISAの認証として「Vpassパスワード」を入力後、「送信」をクリック


成功


サイトに戻ってきました。


「MY ACCOUNT」をクリックし、「History」を見ると、ちゃんと30ドル使えるようになっているのがわかります。


今回はこの30ドルのテンプレートファイルをダウンロードすることにしました。「Purchase」をクリック。


「Buy with Prepaid Credit」をクリック


「OK」をクリックすれば速攻で完了


「Downloads」に転送され、このようにしてダウンロード可能になっているので、クリックすればダウンロードが始まります。Amazon S3をファイル保存場所に使っているらしく、ダウンロード速度は毎秒400KB程度です。


そんなわけで、気が付いたらなぜかまんまと「無料」というエサに釣られているような気がしますが、かなり高品質で使えるものが多く、購入しなくても見ているだけで「これはすごい」ということで参考になるものも揃っており、ウインドーショッピング気分でサイト内をぐるぐると巡るだけでも楽しくなれるのでオススメです。

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in レビュー,   ネットサービス, Posted by darkhorse

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