Appleが日本でも映画の配信サービスを開始、新型Apple TVも近日発売決定

海外で「iTunes store」を通じて映画のレンタルや販売などを行っているAppleが、ついに日本でも映画の配信サービスを開始することが明らかになりました。

海外の主な映画会社だけでなく、日本の映画会社やテレビ局とも協力することで、数多くのコンテンツを取りそろえることになるほか、日本時間の9月2日に発表された新型Apple TVが日本で発売されることも告知されています。

価格などの詳細は以下から。
Apple、日本のiTunes Storeで映画の提供を開始

Appleのプレスリリースによると、本日から日本のiTunes Storeで映画が提供されるようになったそうです。

映画レンタルの詳細はこうなっています。

これによりiPhoneやiPad、iPod touch、MacそしてWindowsパソコンに加えて、今週出荷が開始される新型「Apple TV」を接続したハイビジョンテレビで1000本以上の映画をHD（ハイデフィニション、720p）またはSD（スタンダードデフィニション）でレンタルまたは購入することができるとのこと。また、一部タイトルは5.1chサラウンドにも対応しています。

映画を提供するのは20世紀フォックス、パラマウント・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・スタジオ、ワーナー・ブラザース、ユニバーサル・ピクチャーズといった、海外の主要なフィルムスタジオに加えて、アスミック・エース・エンターテインメント、フジテレビ、角川映画、日活、松竹、東映といった日本の映画会社やテレビ局も含まれています。

具体的には「トイ・ストーリー3」や「セックス・アンド・ザ・シティ2［ザ・ムービー］」「おとうと」「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」などを選んで視聴できるようになるほか、レンタルでダウンロードした映画については30日以内に見始め、見始めてから48時間以内であれば視聴し放題です。レンタル期間が終わると、ムービーはiTunesライブラリから消えてなくなります。

レンタルの場合、コンピュータからデバイス（Apple TV、iPhone、iPad、または iPod）にレンタルでダウンロードしたムービーを移動させると、レンタルしたムービーはコンピュータのiTunesライブラリからなくなりますが、レンタル期間中はデバイス間でムービーを何回でも転送可能。ただし、ムービーは一度に1台のデバイスにしか保存できないとのこと。さらに、iPhone 4、iPad、iPod touch (4th generation)、または Apple TV でレンタルムービーをダウンロードする場合には、ほかのデバイスへの移動はできないそうです。加えて、iPod (5th generation) は現時点ではレンタルムービーに対応していません。

購入する場合、ムービーは最高5台のコンピュータに転送でき、さらに最高5台のApple TVと同期可能で、これは5台のコンピュータの中には含まれないとのこと。再生可能なデバイスはiPhone、iPhone 3G、iPhone 3GS、iPod touch、iPod touch (2nd generation)、iPod classic、iPod nano (3rd generation)、iPod nano (4th generation)、および iPod (5th generation) となっています。

なお、映画の購入価格はHD版の旧作および準新作が2000円で新作は2500円。SD版は旧作が1000円、準新作が1500円、新作が2000円となっており、SD版のレンタル価格は旧作が200円から、新作が400円とのこと。また、新型「Apple TV」の希望小売価格は8800円だそうです。

その他のよくある質問については以下にまとめられています。

iTunes Store：レンタルムービーに関してよくお問い合わせいただく質問 (FAQ)

購入したムービーに関してよくお問い合わせいただくご質問 (FAQ)

iTunesの「映画」内にある検索画面について「販売されている映画をレンタルで検索」というのがあるので、レンタルだけを探すことも可能。

「映画トップレンタル」からはこのようにして、レンタル可能な映画をいろいろと閲覧可能

映画の中で、HDにも対応している場合にはこのようにして価格と「HD映画をレンタル」ボタンなどが出現。「イヴの時間」の場合、HDで大体3.14GBほどだそうです。