取材

包丁ナシで食べられる鶏の丸焼きも登場、ケンタッキーのクリスマスメニューを食べてきました


あと2ヶ月ほどでクリスマスパーティーの季節がやってきますが、ケンタッキーフライドチキン本社にてがクリスマス向けのメニューの試食会が行われたので、一足早くクリスマス気分でチキンなどをほおばってきました。

毎年ケンタッキーは完全予約制のちょっとリッチなローストチキンを展開していて、去年は編集部で上の写真の「プレミアムローストチキン」と岩手産の国内銘柄鶏「五穀味鶏」を使った「五穀味鶏胸肉のロースト」と「五穀味鶏ローストレッグ」を試食しました。

今年からまるごと1羽鶏を使っていながら包丁でさばかなくても食べられる「バタフライカット」がほどこされた「クリスマスパーティーロースト」がラインナップに加わるなど、プレミアム路線のメニューの選択肢が広がっていたので新作のローストチキンを中心に試食してきました。

ごく限られた店舗でのみ販売されるテスト商品も登場した、試食会の詳細は以下から。東京・恵比寿にあるケンタッキーフライドチキン本社に到着。


受付近くにはカーネルおじさんが。おなじみのサンタクロース姿での登場です。


会場へと急ぎます。


試食会場に到着。


実店舗さながらの設備に見えますが、実はこの部屋は店員さんの研修に使われるもので、商品開発部のキッチンはまた別の棟にあるとのことでした。


各種チキンは試食用に切り分けられて提供されます。これは昨年度のテスト販売の結果、今年から全国発売となった「クリスマスパーティーロースト」(税込3000円)


カーネルおじさんの笑顔がまぶしい箱に入って提供されるようです。


バタフライカットが施された何ともインパクトのある形状ですが、背中の辺りで山折りにするとカットを入れる前の丸鶏の状態に戻るようなシンプルなさばき方だということ。フォークなどで押さえながら引きちぎれば、各部位ごとに簡単に取り分けることが可能になっています。まるごと1羽焼いた鶏はおいしいのですが、さばくのはコツをつかまないとなかなか難しく、昨年プレミアムローストチキンを食べた際も苦戦したので、これは手軽でいいかもしれません。


試食用にカットしてもらったものがこちら。こんがりと焼けています。皮の色の茶色が濃いのは、焦げ目だけのせいではなく味付けにしょうゆを使っているからだとか。のちほど試食する「プレミアムローストチキン」にはグレービーソースをつけて食べるフレンチを意識した味付けなのですが、こちらは若年層に手軽に味わってもらうため、しょうゆをメインにしたちょっと焼き鳥を思わせるような味付けを鶏自体につけて、手軽に食べられるようにしたそうです。


皮だけでなく身にもほんのりと塩気がついていて、確かにそのまま食べられる味付けです。身の部分はしっとりとしていますが、鶏の脂がじゅわっと出てくるタイプではなく、余計な脂を落としきった食感で、皮の部分も市販のものより薄くてさっぱりとしています。濃くガッツリした味付けのものが多いクリスマスメニューには珍しいタイプの仕上がりです。若い人に向けて作ったという話でしたが、ヘルシー志向の大人でも楽しめそうです。


都内近郊の30店舗(予定)でのみ買うことのできるテスト販売のメニュー「プレミアムディナーセレクト」(税込3150円)


ケンタッキーのメニュー史上初となる鶏のレバーを使った「特製レバーペースト」や桜島どりローストレッグ、レーズン石窯パンをセットにしたものとなっています。カップルや夫婦など、大人が少人数で食べるのに向けた感じの内容です。


盛りつけ見本は展示されていなかったのですが、パッケージはこんな感じのシックなものが使われるようです。


「特製レバーペースト」は「レーズン石窯パン」にのせて食べます。レバーペースト単体で言えばどことなく和風な、しょうゆなどを使っているのではと思われるような親しみやすい味付けがされていたのですが、その分スパイスやハーブなどが控えられていたので、後味にレバー独特のにおいが残るのがやや気になりました。しかしパンと一緒に食べると、パンに入っているレーズンやくるみの味や風味とマッチして、ハーブや香辛料なしでも十分くさみ消しに成功している印象。組み合わせて食べるとワインがすすみそうな大人の味わいです。


「桜島どりローストレッグ」はかなり脂が乗っていて、試食用のこのカットの大きさでこれだけジューシーだということは、1ピース食べるとなると結構パンチが強いのではと思ってしまいます。


ここからは昨年から引き続きクリスマスメニューとして販売されるものを紹介していきます。まずはプレミアムローストチキン(税込5600円)


1口大にさばく前はこんな感じ。鶏の形がしっかり残っていて、このままでは食べられないので包丁などを使って各部位にばらす必要があります。


試食用に切り分けて、グレービーソースをかけてもらったもの。


値段が段違いなだけあって肉は脂っこくないのにしっとりとしていて、そのままでも食べられそうな状態に仕上がっています。皮と身の間にあるつめもの(ファルス)もチーズときのこを使用した適度にまったりとした味わいで、食べ応え十分。去年との差異としてグレービーソースにスパイスが加えられてややピリ辛になっていたような気がするのですが、個人的にはかなりアリです。


五穀味鶏胸肉のロースト(1ピース税込1050円)


カットする前はこんな形をしています。


とろーりとかかったソースが食欲をそそります。


中につまった具だくさんのチーズクリームがこってりとしていて、胸肉に適度なボリュームが加わっているのですが、付属のホワイトソースがそれとは方向性の違うクリーミーさをプラスしていてちょっと味がぼやけてしまった印象なので、個人的にはソースなしで中のチーズクリームを強化してほしい感じです。


五穀味鶏ローストレッグ(1ピース1000円)


ガーリックの効いたスパイシーな味わい。鶏の脂も適度にまわっています。どちらかというとワインやシャンパンよりビールに合いそうなお酒のお供的味付けです。

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in 取材,   試食, Posted by darkhorse_log

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