試食

日本最南端の工房からやってきた「石垣島ジンジャーエール」5種類を飲み比べてみました


石垣島の工房で手作りで作られているという「石垣島ジンジャーエール」(1本税込525円)が編集部に届きました。これはわずかなスパイスを除いて、ほとんどの材料は国産のものを使い、保存料・防腐剤・酸化防止剤を使わないというこだわりの一品だということです。

ジンジャーエールにはたいてい甘口・辛口くらいのバリエーションしかありませんが、この「石垣島ジンジャーエール」はパッションフルーツ味や黒豆風味、ピーチパイン味など種類がかなり豊富。そこで春季限定商品を含めた5種類を飲み比べてみました。


詳細は以下から。石垣島ジンジャーエールの arco iris ~石垣島よりナチュラルフードをお届けします ~

こんな箱に入って届きます。1箱あたり3本入るので、注文は3本単位で行うことになるそう。


ずらりと並べてみると、どの瓶の底にも沈殿物が。工房の方によると、沈殿物の大半はショウガの有効成分で、ショウガの香りや風味を活かすために意図的にろ過していないため生じているのだそうです。安定剤を使えば溶かしきってしまうのは可能らしいのですが、無添加にこだわり無理に溶かさずこの状態で出荷しているのだとか。


そのため、飲む前には瓶の上下を持って横にし、優しく振って混ぜる必要があるそうです。振ってみたのですが、それでもなお底にべったりと沈殿物がへばりついています。あと、振りすぎると炭酸が吹き出してくるので注意が必要です。あくまでも優しく。


まずはスタンダードな配合のORO(オロ)


原材料はこんな感じ。島唐辛子などスパイスもいろいろ入っています。1本あたり83kcalとかなりローカロリーですが、内容量も195mlとかなり少ない。


コップに注いでみました。向こう側が見えないほどに色が濃く、きりっとしたショウガの香りが広がります。飲んでみるとやはりショウガの香りと辛さがガツンと来て、その後にレモングラスやシナモンなどの各種スパイスが複雑に絡み合って香り、上品な口当たりです。しかしながらかなりの辛口なので、そのまま飲むよりはやはり何かで割ったほうがよさそうです。


次は女性らしさとストレートで飲むことにこだわったROJO(ロホ)。


ハイビスカスとパプリカで赤みを出してかわいい雰囲気を演出。カロリーは1本あたり77kcalとORO(オロ)よりもローカロリー。


うっすらと赤みがかっていて、確かにかわいい雰囲気はありますがやはり濁っています。飲むとパッションフルーツのフルーティーな香りと強烈なショウガの辛みが同時に襲ってくるので、女子っぽいというよりは女子プロレスラーっぽい雰囲気。確かに先ほどのORO(オロ)よりはマイルドな口当たりにはなっていますが、ごくごく飲むのは結構厳しい感じ。


ORO(オロ)をベースに北海道産の黒豆をブレンドしたPLATA(プラタ)


確かに黒豆が入っています。ほかにも黒酢やてんさい糖などが追加されている様子。


香りさえなければお茶と勘違いしそうな見た目です。口当たりはここまで飲んできたものの中で一番マイルドで、角が取れているような印象。黒豆の甘みがそうさせているのかもしれませんが、それとショウガの辛みがどうもしっくりこない感じ。黒豆茶ほど豆の風味は強くないのですが、それはショウガと打ち消し合っているからかもしれません。


大葉の風味を追加したVERDE(ベルデ)。これは春の限定商品です。


原材料には大葉のほかにペパーミントもあり、かなりさわやかそうな雰囲気。


色は基本のORO(オロ)よりちょっと薄いくらい。大葉とミントのダブルの効果で、口にした時のショウガのパンチの強さが和らいですっと飲めます。ただ、ここまでかなり強烈なショウガ風味のものが続いたため、それらと比較してマイルドといった感じもします。


最後に、桃のような香りがする貴重なパイナップル「ピーチパイン」を使ったAZUL(アスル)。ピーチパインの生産が終了する5月までの限定発売で、わずかにほかのものより高く588円となっています。


色はパインの黄色が加わってひときわ鮮やか。開けた瞬間、ショウガではなくパインの甘い香りが広がったのも新鮮でした。しかし飲んでみると、パインの甘さよりショウガの辛みがかなり強く、口当たりはさっぱりというか、パインの存在感がちょっと薄い感じになっていました。


全体的にかなりショウガの風味・辛みが強烈で、そのまま飲むのは厳しいものが多かったです。とある編集部員は飲んだ後「気になる異性と一緒に飲んだら吊り橋理論が通用するよ、それくらいドキドキするし刺激的だ」と意味不明なコメントをしたことから、辛口のジンジャーエールを飲み慣れていない人には刺激が強すぎるのかも。一般的に市販されているようなジンジャーエールでは生ぬるいと感じる人にはちょうどいいかもしれませんが、どのフレーバーも舌がぴりぴりするような刺激的な仕上がりだったので、できることならもう少しマイルドな甘口があるとうれしいところです。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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