オーストリア・KTM社による本気の電動オフロードバイク「KTM Freeride」
Mission Motors社のMissionOneやAgni社のTTX01など、最近はレース用の電動バイクが登場してきており、イギリス・マン島のTTレースのコースをそのまま使ったゼロエミッションバイクのレース「TTxGP」も開催されるなど、実用的な電動バイクの時代が来るのもそう遠くない雰囲気になってきました。
そんな中、「Ready to Race(全車種レース対応品)」というモットーを持ち、ハイパフォーマンスバイクを多数リリースしているオーストリアのバイクメーカー・KTMが電動オフロードバイク「KTM Fereride」の展示を東京モーターサイクルショー2010で行いました。
KTMブース。
同社のモット「Ready to Race」。
その名の通り、ハイパフォーマンスな車種を多数ラインアップしています。
プレスプレゼンテーションは初日の10時30分から行われました。
プレゼンテーション開始。
マーケティング部門のフーベルト・トゥルンケンポルツ氏によるFreerideの紹介。「若者のための通学・通勤手段、普段からオフロード車に乗りたい愛好家、そして環境対策へのソリューションとして開発した」とのこと。
ついにベールを脱ぐFreeride Enduro
そしてFreeride SM
続いて、開発部門のハラルド・プロッキンガー氏が登場。「耐久性を保ちつつ軽量にし、レース後の高圧水流による洗浄にも耐えなければならないというオフロード車としての基本をクリアするのが困難だった」と語りました。
街乗りに最適なFreeride SM
真横から。
Freeride SMを右前から。フロントサスペンションは自転車のように、ハンドルポスト下で一本にまとめられ、BMXのトリックも行えるようになっているとのこと。
Freeride SMのフロント部分をアップで。
こちらがFreeride Enduro。
ロングストロークのサスペンションに長いスイングアームを装備し、いかにもオフ車、といった車体構成となっています。
Freeride Enduroを左後ろから。
パワーユニットはかなりコンパクト。通常時7.4kw、ピーク時22kwと125ccの2ストロークエンジン並の出力があるそうです。電池は90分の充電で、オフロードレースクラスの負荷で45分間走行可能とのこと。
Freeride Enduroを右後ろから。車体自体も125ccクラスのサイズに納まりました。
フォトセッション。
発売は2011年の秋ごろで、価格は1万ユーロ(約123万円)を予定しています。
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