週刊少年ジャンプ2009年号総まとめ、ジャンプ1年分の価格や連載終了作品の掲載順位の推移などいろいろ出してみた


2009年1号から2009年53号まで計49冊が発売された週刊少年ジャンプ2009年号。「バクマン。(原作:大場つぐみ/漫画:小畑健)」や「トリコ(島袋光年)」といった人気作品のアニメ化が決まる中、「アイシールド21(村田雄介)」、「魔人探偵脳噛ネウロ(松井優征)」、「To LOVEる -とらぶる-(矢吹健太朗)」といった中堅どころの作品が終わっていく1年間でもありました。というわけで1年間でジャンプはどのような展開があったのか、1年分のジャンプの価格はいくらなのかなど、各号で続き絵になっていた背表紙の合体画像も含めて2009年分のジャンプを振り返ってみたいと思います。

詳細は以下から。
2009年号の週刊少年ジャンプに連載された総作品数は51本。背表紙には「NARUTO -ナルト-(岸本斉史)」のキャラ達が描かれていて、全て組み合わせると長い絵が完成します。


ムービーでじっくり見てみるとこんな感じ。
YouTube - 2009年号の週刊少年ジャンプに描かれたNARUTOの続き絵


背表紙には巻頭カラーになっている作品も書かれています。


2009年号のジャンプ全部。一番左が新連載も始まらず読み切りも載っていない号で、真ん中が新連載開始号、そして一番右が読み切り掲載号。毎週買っていなくても、かなり高い確率で新しい漫画にお目にかかれます。


ちなみに2009年号で最も多く表紙を飾った作品も「NARUTO -ナルト-」で計9冊。次に複数の作品が集合しているタイプの表紙が多くなっています。新連載は基本的に連載開始時に表紙を飾っていますが、読み切り作品は表紙になっていません。


「NARUTO -ナルト-」は連載10周年で、額当てなどが箔押しになっている表紙もありました。


各作品が集合するタイプの表紙。


2009年号に掲載された読み切り作品は「APPLE(古味直志)」、「ダブルマメダイチ(うすた京介)」、「トリガーキーパー(葦原大介)」、「ねこわっぱ!(松本直也)」、「めだかボックス(原作:西尾維新/漫画:暁月あきら)」、「ブチカマシ(原作:猿一/漫画:藤野耕平)」、「CRIMSON KING(松雪ヨウ)」、「血風学級怪(三代川将)」、「BLUST!(村田雄介)」、「詭弁学派、四ッ谷先生の怪談(古舘春一)」、「黒蜜様 参る!(岩本直輝)」、「ULTIMATE CHASER(春日真)」、「LOCK ON!(土田健太)」、「明治百機八匣譚DENGI(芝田優作)」、「CROWN!(原作:稲吉慶/漫画:小林ツトム)」、「north island(安藤英)」、「世直し伝説!!世奈押郎(根田啓史)」、「メタリカメタルカ(水野輝昭)」、「SWOT(杉田尚)」の19本。


しかし、2009年号で読み切り掲載後に新連載になったのは「めだかボックス」と「ねこわっぱ!」の2本のみ。


2009年号から連載開始(再開)したのが「D.Gray-man(星野桂)」、「マイスター(加地君也)」、「黒子のバスケ(藤巻忠俊)」、「ぼっけさん(西義之)」、「べるぜバブ(田村隆平)」、「フープメン(川口幸範)」、「めだかボックス」、「AKABOSHI -異聞水滸伝-(天野洋一)」、「あねどきっ(河下水希)」、「鍵人 -カギジン-(田中靖規)」、「わっしょい!わじマニア(わじまさとし)」、「保健室の死神(藍本松)」、「賢い犬リリエンタール(葦原大介)」、「ねこわっぱ!」 、「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ(麻生周一)」 の15本。


新連載作品は表紙で大きく取り上げられるものがほとんどですが、「わっしょい!わじマニア」のみ新連載時の表紙のメインが「NARUTO -ナルト-」でした。


連載が終了したのが「アイシールド21」、「魔人探偵脳噛ネウロ」、「To LOVEる -とらぶる-」、「アスクレピオス(内水融)」、「マイスター」、「ぼっけさん」、「AKABOSHI -異聞水滸伝-」、「フープメン」、「鍵人 -カギジン-」、「わっしょい!わじマニア」の10本。3年以上連載していた中堅作品が3本終了しています。


連載再開したものの8週で再び休載し、掲載誌が移ったのが「D.Gray-man」。現在はジャンプスクエアで掲載されています。


2009年2号の掲載後、再び休載になったのが「HUNTER×HUNTER(冨樫義博)」。2010年1月4日に発売される2010年5・6合併号で再開予定となっています。


週刊少年ジャンプで最短と言われている10週打ち切りで連載終了となったのは2009年号では「マイスター」1本。作者の加地君也氏は以前にも「闇神コウ?暗闇にドッキリ!?」が短期終了となっているため、次のチャンスがいつになるのか気になるところです。


また、週刊少年ジャンプは人気順で掲載され、打ち切り間際の作品は後ろの方に載っているという噂がありますが、連載終了作品の掲載順位がどのように推移していったのかデータを出してみました。

2009年に終了した長期連載作品の掲載順位。かなり順位に振れ幅があり、どの作品も最終回は15番目付近の掲載となっています。


そしてこちらが短期間で連載終了した作品。新連載時の巻頭カラーからガンガン掲載順位が下がっていたようです。


2009年号で連載開始して、現在も連載中の作品の掲載順位はこんな感じ。「めだかボックス」の掲載順位がやや低いものの、連載終了した作品に比べると早めのページに掲載されています。


現在の看板作品とも言える「ONE PIECE(尾田栄一郎)」、「NARUTO -ナルト-」、「BLEACH(久保帯人)」の掲載順位。「BLEACH」の掲載順位は安定していませんが、他の2作はほぼトップを独占するという結果になっています。


「BLEACH」より連載期間の長い「ピューと吹く!ジャガー(うすた京介)」の掲載順位はほぼ最後で固定。雑誌の締めの作品として安心感があるのでしょうか。


というわけで、例外はあるものの掲載順位は現在の人気を計るバロメーターにある程度はなっているようです。2009年号の週刊少年ジャンプの価格は240~250円で1年分で1万1940円。毎回アンケートハガキを出すと切手代が2450円プラスされて、コストは1年で1万4390円となりますが、自分の好きな作品が少しでも長く続いて欲しいと思っている人はハガキを出しておいたほうがいいかもしれません。

今年はテレビでジャンプの情報を取り上げる「サキよみ ジャンBANG!」が始まったりもしましたが、来年も作品としては初の劇場版が予定されている「銀魂」など、目を離せない展開がいろいろとありそうです。

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in メモ,   動画,   マンガ, Posted by darkhorse_log

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