取材

住之江競艇場の有料スタンドから普段は決して見ることができない集計センターまで徹底潜入レポート


『競艇って実際にはどんな感じなの?』という人向け、競艇場の中は一体どうなっているのか探検してきました」では住之江競艇の無料スタンドや現在実施中のキャンペーンについて取り上げました。

しかし競艇場はワンダーランド、他にもいろいろと面白いスペースがあります。有料で入れるスタンド席や10人で使用できるグループルーム、年会費が必要ながら手厚いサービスを受けられるメンバーズルーム、さらに普段は決して入れない集計センターや、番組表(レース表)を制作している番組編成室などに潜入してきました。

詳細は以下から。
競艇場2階にある有料席券売場入口。南スタンド有料席とスカットシートが2000円、マークワンスタンド有料席が1000円です。


小学生も有料。親子連れで来るケースもあるそうです。


ここが発券所。


有料席へはエスカレーターで上がっていきます。


ドリンクは無料となっています。この日は特別にスポーツ新聞も無料配布されていました。


さすが有料席だけはあって、展望は抜群。


1マークもしっかりチェックできます。ちなみに「1マーク(ワンマーク)」とは競艇最大の見所で、インから逃げていくのか、それとも外からまくっていくのか、内の艇を先に行かせておいて開いた内側を差していくのか、最初の1周の1マークが勝負のポイントになってきます。


座席指定制なので、立ち見は禁止。


スカットシートは会員カードが必要になってきます。


ここがスカットシート。


スカットシートの特徴はマークシートに記入して券売機のところへ行かなくても、在席で投票できるということ。


カードをリーダーにかざしてログイン。


これが投票画面、リアルタイムのオッズが表示されています。これは3連単のマークシート式購入画面で、買いたいボートの番号と金額を入力して右下の「投票」をクリックするだけで舟券が買えるというわけです。


こちらは同じく3連単ですが、オッズ購入画面。倍率の部分をタッチするとその舟券を購入できるというわけ。


「ランダム」というモードも搭載されています。どうしても予想しきれないレースはサイコロに頼ってしまうのも一つの手なのかもしれません。


購入の最終確認として暗証番号の入力が求められるので、他人が勝手に買ってしまうという事故はほぼ起こりません。


最大の特徴は細かくデータが見られるということ。前走成績は番組表に、部品交換は正面の大型ビジョンで確認できますが、一覧を手元でチェックできます。


こちらはスタート展示の様子、現在の水面状況。


VODでは、過去のレースの展示航走の映像をチェックできます。現在舟券を発売中のレースの展示航走もチェック可能というのがスゴイ。


データはかなり遡ってチェック可能。


暗証番号入力が必要とはいえ、自分の端末を誰かが触っているのはあまり気持ちいいものではないので、離席中はログアウトしておきましょう。


有料スタンド内の食堂。


何度も通うという人なら入会費・年会費無料のポイントカードを作るのも手です。


こちらは南スタンド有料席。


手元の画面はタッチパネルではなくオッズなどをチェックするTV画面。


スタートから1マーク、さらに向こう正面まで全体を俯瞰展望できます。


マークワンスタンド有料席も全席指定、ただし座席から直接コースを見ることはできません。


そのかわり屋外スタンドが隣接して設けられており、レース中はこちらへ出て観戦するというスタイルになります。


2名~10名の大人数なら「グループルーム」を使うという手もあります。


1日5000円の完全予約制なので、5名以上ならマークワンスタンド有料席よりも安く使用できます。


ちょっと2名で使うには広すぎるかも。


窓際席からは1マークを見ることができます。なお、定員が2~4名で、1日6000円で使える「ローズ」「ラベンダー」という部屋もありますが、こちらは稼働率がほぼ100%に近いそうで、取材当日も使用されていました。


「メンバールーム」は住之江競艇会員のみが入れる特別室。年会費12万円で入会審査があるという、きっちりした場所です。入場は会員が2000円、同伴者(4名まで)が3000円。


入口も有料席などとは別の場所に設けられています。


まるでラウンジのような内部。足下はフカフカの絨毯敷き。


住之江競艇、年会費の必要な「メンバールーム」内部


席の位置は1マークの正面。最高のビューが楽しめます。


スタート地点までちゃんと見渡せます。


座席はセパレート、肘掛け付き。長時間の観戦でもまったく問題ありません。


オッズは手元のモニターでチェック可能。


後ろには舟券購入のメンバーズ窓口があり、並んで購入しなければならないなんて事態は起こりえないようになっています。


ドリンクが無料なのは当然ですが、午前11時までに来るとモーニングも出してもらえるそうです。


賞金王決定戦ともなるとかなり混み合うそうで、予約システムがなかったころは徹夜で並んでチケットを買う人もいたそうです。今はチケットぴあで1ヶ月前から予約取り扱いをしているので、遠方の人でも手軽に購入できるようになっています。


さて、ここからは競艇場の裏側へと入っていきます。舟券購入窓口の混雑状況からレース結果まで、すべてをチェックしているのがこの「集計センター」。部外者が立ち入ることなどはほとんどないそうです。


メインの「管理室」。


第5レースの締切3分前です。


女性の前のパネルが点灯していますが、ここで現在の状況を確認しています。


「出走」「準備良し」「展示終了」から「集計完了」「払戻金確定」まで、一つずつ進んでいくわけです。


場内に流れている「ピリリリリリ」などという音はここから発されています。


払戻金や各オッズをすべてチェックできるモニター群。


そうこうしている間に締切1分前。


レースがスタート。


レース結果が確定。


「1着4番、2着5番、3着1番」を複数人が複数回確認します。


ちなみにコレは管理室の隣の部屋。電話とファックスがずらりと並び、それぞれになにやら名前が振られています……。


全国24ヶ所の競艇場と数多くの場外発売場にホットラインが繋がっており、住之江のレースの場間発売時の緊急連絡用だそうです。


最後は「番組編成室」。競艇は1日12レース、6日間ぐらい連続で開催されていますが、各レースの出走選手の組み合わせを「番組」と呼び、これを編成しているのがこの部署です。


編成するためにはレースの結果を知ることも大事なので、場所はオーロラビジョン正面。


どんな技量の選手を組み合わせるか、12レースのうちに同じ組み合わせは発生していないか、後半のレースになるにつれて盛り上がるようになっているか、と考えながら作っていくそうです。昔はこのような器具を使っていたそうです。


今はすべてパソコンで管理。とはいっても、コンピュータが自動的に組み合わせてくれるわけではなく、ソフトを駆使して人力で作られています。


この画面だと、黄色が特に推しているスター選手、赤がAランク選手、青はBランク選手。12レース(右下)を見ると黄色の名前が2つ入り、盛り上がるレースになっていることがわかります。同じ名字の人がレースにいると購入するときわかりづらいのでできるだけ同姓が別になるように、また、所属する地区によって分けたりと、いろいろなバランスを勘案して制作されています。


やはり売り上げはだんだん右肩上がりになっていく方が好ましいので、番組を編成してその思い通りになると「よしっ」と思うそうです。


住之江競艇では12月18日から23日まで、数ある競艇レースの中でも最高峰に位置づけられている賞金王決定戦が開催されます。テレビで見るだけでは感じられない迫力があるので、興味を持った人は住之江競艇、あるいは最寄りの競艇場へ行ってみてください。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
闇夜に浮かぶ巨大アヒルをオランダに帰る前に撮影してきた - GIGAZINE

火を噴くキングギドラっぽいアート船「ラッキードラゴン」 - GIGAZINE

ジャンプも可能で実際に操縦もできるイルカ型ボート - GIGAZINE

ヨーロッパにある運河エレベーターが実際に稼働しているムービー - GIGAZINE

in 取材, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.