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「競艇って実際にはどんな感じなの?」という人向け、競艇場の中は一体どうなっているのか探検してきました


日本の公営競技といえば競馬、競輪、オートレース、そして最後の1つが「競艇」です。選手の上限年齢なし、しかも男女混合という無差別条件で競技が行われるのが特徴で、11月24日からは選手のサインなどがデザインされた競艇オリジナル缶のサッポロ生ビール黒ラベルや、競艇っぽいオリジナルデザインのサンリオキャラクターのグッズなどが当たる賞金王連動キャンペーンを開催中となっています。

というわけで、普段はレースが見えないように高い壁で囲われていて、一体中で何がどのように行われているのか外からはよく分からない競艇場について、実際に行ってどのような所なのかこの目でいろいろと見てきました。

探検の詳細は以下から。
今回行ったのは大阪の住之江競艇場。

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住之江競艇場があるのは住之江公園駅のすぐ隣。全国の中でもトップクラスの売上を出している競艇場となっています。


住之江競艇場の入り口。


入場料は100円で、駅の自動改札のような機械に硬貨を入れると通れます。


入場口の横には両替機。その上には獲得賞金上位12名の選手による「賞金王決定戦」の看板があり、これまでの各選手の獲得賞金が記載されていました。


入り口と同じ場所にある出口前には再入場券発行機が設置されています。


場内では有名人の来るイベントが頻繁に開催されているようで、仮面ライダーなどが来ることもあるそうです。


現在行われているレースに出ている選手の写真が飾られています。


競艇は基本的に選手の定年や成績悪化によってやめさせられることはなく、体力と能力があれば何歳になっても選手でいられます。現在現役最高齢の加藤峻二選手は67歳で、ほかにも60歳を越えている選手が何人かいます。


ここは1階のターンマーク前。競艇は600m×3周のレースが行われるのですが、最初のターンで勝負の大勢が決まるため、最も迫力のあるバトルが目の前で観戦できる場所となっています。


水面が間近に感じられるほどの場所となっています。


逆側に小さく見えているのがボート入場口。


レースが行われる水面には、かつて「世界最大の大型映像装置」だったパナソニックのアストロビジョン「ボートくん」が設置されています。


フェンスには選手を応援する横断幕。これはファンなどによって製作され、競艇場に送られてきたものが飾られています。


住之江競艇場の1階ターンマーク前から見える様子はこんな感じ。
YouTube - 住之江競艇場の1マーク前から見たボートの疾走


ボートは時速約80kmで動き、水面を跳ねるように移動していきます。現場にいるとパシャッパシャッと跳ねたボートと水面がぶつかり合う音も聞こえてきます。


現在主流となっているのはボートの上に立ち上がって旋回するモンキーターン


ターンでは激しい水しぶきがあがり、2番手以降の選手たちは視界が閉ざされた中で運転を行うことになります。


水しぶきをくぐりながらターンしていく選手達。
YouTube - ターンでしのぎをけずる競艇選手たち


レースの合間に水面の監視を行う救助艇。レース中に転覆事故などがあると速やかに出てきて人命救助が行われます。


無料で入れるスタンド観覧席。


1階よりボートから離れますが、水面全体が見渡せる感じになっています。


舟券の販売をしている場内はこんな感じ。左の方に赤枠で囲った看板のようなものを出しているのは予想屋。予想屋の仕事は新規参入ができず世襲制となっています。場内に予想屋は複数あり、レース前にはちょっとした行列ができていました。


舟券の購入は基本的にマークシート方式。


設置されている券売機にお金を入れてマークカードを通すと投票券が出てきます。


オッズが見られるモニタは様々な所に置かれています。


総合インフォメーションではボートを展示。ボートとモーターは年に1度取り替えられることになっていて、ここにあるのは実際にレースで使用されていたもの。


競艇のボートの席は自動車のようなシートなどはナシ。ブレーキもなく、ハンドルの左にあるアクセルの調整のみで運転します。


ハンドルの右上にあるのはモーターの回転数を示すメーターですが、レース中には外され、選手は速度のコントロールを体感のみで行うことになります。


競艇ではモーターとボートは全てヤマト発動機のものを使用。


モーター内部の解説図。レースで使用するモーターは競艇場が持っているもので、選手が引くクジ引きで選ばれます。モーターには性能の差があり、選ばれたモーターをどのように整備して性能を引き出すかも選手の実力のうちというわけ。


プロペラはヤマト発動機とナカシマプロペラのものが使用可能。選手自身の手によって加工することができ、レースの結果に大きく関わってくるため、選手達はグループを作ったりしてプロペラの研究を行っています。高速回転する鋭利な金属なので、転覆事故の際には選手にとって最も危険なものにもなります。


ボートの隣には、これまで使われてきた歴代のモーターも展示されていました。


総合インフォメーションの壁には選手のサインが。


競艇マガジン「BOATBoy」の宣伝ポップ。


ボート型のストラップや選手の写真入りうちわなどの販売もされています。


レース中のミニFM放送を流している「公開FMアクアライブステーション」。ラジオやスペース前のほか、場内に設置されているスピーカーからも放送が流れています。


解説者やMCの会話が生で聞けます。
YouTube - 公開でミニFM放送を流す「公開FMアクアライブステーション」


場内はかなり広いのですが、飲食店は全体的に点在していて何か食べたいと思ったらすぐ行けるようになっていました。


その中でも1階にある「遊食館」では、なんと中央にスシのカウンターが存在。


1皿200円で販売されていました。水の近くなので新鮮な魚を食べたくなる人が多いのかもしれません。


ほかにもカレーやうどん、やきそば、かやくご飯などメニューは豊富。競艇場ならではのオリジナルメニューなどはありませんでしたが、スシは異様な存在感があります。


ちなみに賞金王連動キャンペーン中は、入場するときにインスタントくじが配布されます。このキャンペーンは住之江競艇場だけでなく全国の24競艇場で特定のレースにて行われ、賞品がなくなり次第終了。


ハガキをめくるように、ペリペリとはがせば何が当たったか分かります。


結果は2号艇賞の「けろけろけろっぴ」ボールペンでした。


賞品の交換は場内のイベントコーナーですぐに行えます。


けろっぴの乗っているボートは全6種類あり、赤色の3号艇は数が少ないレアものとなっているそうです。


1号艇賞はボートに乗ったけろっぴのストラップ。


けろっぴグッズはどちらも袋入り。


3号艇賞、競艇マスコットの「ていちゃん」ストラップ。


救助艇賞は競艇振興会のマークが入ったペットボトルオープナー。


裏はこんな感じ。キャップにはめて回しやすくするためのツールです。


オリジナルのグッズ以外には、4号艇賞のレトルトカレー、5号艇賞のお茶漬けの素、6号艇賞の北海道バター飴、賞金王賞の5000円分食材カタログギフトなどが当たります。


インスタントくじの裏に住所などを書いて応募すると競艇オリジナル缶ビールが抽選で当たります。


オリジナル缶ビールの応募箱も場内に。


展示されていた缶のデザインはこんな感じ。


1号艇、松井繁。


2号艇、瓜生正義。


3号艇、濱野谷憲吾。


4号艇、山崎智也。


5号艇、井口佳典。


6号艇、吉川元浩。


裏側は通常のラベルデザインでした。


賞金王連動キャンペーンの詳細は以下から確認できます。
競艇年末大感謝 賞金王連動キャンペーン
http://daikansha.jp/


ここまでに紹介したのは入場料の100円を払えば見られるところでしたが、有料席や年会費が12万円のメンバーズルーム、さらに競艇場の人がレース中にどのような仕事がしているかも見に行ってきました。

続く。

住之江競艇場の有料スタンドから普段は決して見ることができない集計センターまで徹底潜入レポート - GIGAZINE

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in 取材,   動画,   広告, Posted by darkhorse_log

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