取材

これが2011年の携帯電話のデザイン「FUJITSU モバイルフォンデザインアワード2009」受賞作まとめ


2009年5月に富士通が携帯電話のデザイン強化施策の一環として、広く一般からコンテスト形式で携帯電話のデザインを募る「FUJITSU モバイルフォンデザインアワード2009」を開催し、1~2年での商品化を視野に入れたデザインの「リアル部門」と自由な発想の近未来の夢あるデザイン「ドリーム部門」の2部門で募集した結果が、CEATEC JAPAN 2009の富士通ブースで展示されていました。

どれもこれもなかなか変わったデザインばかりなので、いろいろとインスピレーションが刺激されます。

詳細は以下から。
「FUJITSU モバイルフォンデザインアワード2009 in collaboration with DESIGN ASSOCIATION」を開催 : 富士通
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/05/28.html


CEATEC JAPAN 2009 - 広告宣伝 : 富士通
http://jad.fujitsu.com/exhibit/2009/ceatec/


富士通ブース


審査員の方々


で、これが審査員特別賞の「KA○RA(瓦)」。


展開時はPCの横長サイトを2画面にまたいで横表示することで画像や文字を大きくして見やすくする構造。カメラはレンズ1つでモニター方向を変えることができるため、自分撮りと一般モードの使い分けが可能。


こんな感じでスライド可能


審査員特別賞の「chamelephone」。


ぬるっとした石けんのようなフォルムになっており、後部全体が半透明のスキャンセンサーユニットになっているという仕掛け。


形状自体がスキャンしたテクスチャーそのものを効果的に見せる役割を果たしており、基本操作は角にある丸いジョグで行う方式。


審査員特別賞の「Adjustick」。キーボードと画面を投影するという方式。


全体の形はこんな感じ


胸ポケットに入れて持ち運ぶイメージ


ドリーム部門の準グランプリ「FOLD-A-PHONE」。


人工衛星のパネルの展開方法を研究する過程で生み出された「ミウラ折り」を採用したデザインで、充電用の太陽電池やカメラ、ヘッドフォンのプラグも内蔵しています。


グランプリの「Gesture」。


その名の通り、ジェスチャーを駆使することが前提になっており、カメラ撮影をする際にズームしたければ、実際にズームするような感じで手と指を動かせばそのように動作する、という仕組み。これによって、カメラ機能をオンにするためのアイコンを探したり、クリックしたりといった手順を全部すっ飛ばして、速攻で機能を利用できるようにする、というわけです。


このスライドバーを上げれば数字パッドが表示され、本体を真横に向けてからレンズを開けるような感じでバーを動かせばカメラ機能がオンになるというわけです。


リアル部門の準グランプリ「SOAP.」。


角の落ちた石けんをモチーフにしており、帰宅直後に手と一緒に洗えるという携帯電話です。


審査員特別賞の「F-Circle」。


長方形フォルムではないデザインを目指した携帯電話となっており、3インチ画面の対角線距離を直径とした大型液晶ディスプレイを装備。


大型円形タッチパネルになっています。


カメラ機能にはこの液晶ディスプレイ形状を活用したサーキュラーフィッシュアイ(全角魚眼)レンズを標準搭載するというスグレモノです。


審査員特別賞の「おすそわケータイ」。


4台集まって大きなテレビになったり、電池が無くなりそうになったら電力をおすそわけしたり、みんなで携帯電話を持って乾杯できる、といった機能が搭載されています。


審査員特別賞の「アメーバフォーン」。


携帯電話の内部に浮いているLiquid Wall Paperが携帯電話の全機能を受け持っており、中心の黒い部分は水の上の油のように動き回るとのこと。


要するに周囲の透明液晶金属部分と、中央の黒い液晶金属部分に分かれており、二つの金属の比重差によって常にこういう構造が維持される、というわけ。


中央を人の手先で滴を広げると携帯電話の液晶に相当する機能に早変わりし、フルタッチスクリーンに。また、通話時には携帯電話の内部がへこんだ形になるので顔にフィットして通話がラクに。

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in 取材,   モバイル,   デザイン, Posted by darkhorse

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