浴室の壁から約1800万円の札束が発見される、しかし発見者は散々な目に

クリーブランドのエリー湖近くにある家の浴室の壁から、緑色の金庫2つが建築業者によって発見されました。中に入っていたのはなんと18万2000ドル(約1800万円)の紙幣だったそうです。

おとぎ話に出てくるような思わぬお宝ですが、お金が関わることなので発見後はもめ事になったようです。

詳細は以下から。
Cash found in Ohio house's walls becomes nightmare : NPR

家の持ち主であるAmanda Reeceさんは、高校時代の級友である建築業者のBob Kittsさんに頼んでリフォームをしていました。Bobさんはリフォームの途中で浴室にある薬戸棚の下にワイヤーで吊された金庫を発見することになりました。

金庫を発見したBobさん

彼らは金庫の中に入っていた紙幣を数え、記念写真も撮影しました

しかし、どうやってお金を分配するかが問題となり、Amandaさんは10％分のみ渡すことを提案。Bobさんは40％分を要求し、話し合いに決着はつきませんでした。

発見された古い紙幣

金庫の中には「P. Dunne News Agency.」という差出人名の書かれた封筒も入っていて、壁にお金を隠したPatrick Dunneさんの子孫にも見つかったお金を得る権利があることが1ヶ月後に判明。二人が受け取れるお金は少なくなり、Bobさんは数千ドルだけもらえることになりました。

しかし、すでに金庫のお金はいくらか使われていて、1万4000ドル分はAmandaさんがハワイ旅行に使用し、6万ドル分は何者かによって盗まれてしまったそうです。Amandaさんは警察に届出をしなかったのですが、盗んだのはBobさんだと主張をしました。弁護士は誰かに盗まれたとは思っていませんでしたが、盗難がなかったと証明することができず、報道によってBobさんは多くの仕事を失うという結果になったそうです。

「もう二度とできない経験ができたという点では金庫を発見したことを後悔していない。信じられないような大金が目の前にあるというのはドキドキした」とBobさんは話しています。