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飛行機と比べて鉄道にある意外な9つの利点


ふだん長距離移動に飛行機ばっかり使っていて選択肢はコレしかないだろうと思っていた人が、鉄道に乗っていろいろと面白いものを見つけて書き連ねたのが以下の「鉄道の意外な9つの利点」です。これを書いたHank Greenさんはアメリカ在住のため、利用している鉄道はアムトラック。日本ではそもそも移動距離が短かったり、新幹線が便利だったりするために飛行機と比較したこの内容はあてはまらないことも多くありますが、あまり鉄道を利用しない人は気づかされる点があるかもしれません。

では、9つの点を見ていきましょう。
Nine Unexpected Benefits of Trains | EcoGeek

1.待ちなし、セキュリティなし
アムトラックでは乗客に出発30分前に乗車しておくよう言われます。もしちょっと遅れたら、単に列車にまっすぐ向かって自分の好みの席を見つけるだけ。飛行機だと空港でいろいろとチェックがあったりして、搭乗までに時間がかかることと比較しているようです。

2.トイレには行きたいときに行ける
鉄道には立ってはいけない時間などはないので、トイレには行きたいときに行けばOK。食堂車のある車両なら、いつでもランチを食べに行けるということでもあります。

3.座席が本当にリクライニングする!
飛行機だと座席は申し訳程度に1.5インチ(3.81cm)ほどリクライニングするだけなのに、アムトラックでは8インチ(約20cm)もリクライニングするので寝るのも楽ちん。


4.コンセントがある
最近では飛行機もコンセントのあるものが出てきているけれど、アムトラックの列車にはすべて三つ叉のコンセントがついています。日本は全車両とはいきませんが、新幹線はN700系なら車両の最前部・最後部・窓側の座席でコンセントが確保できます。

5.ごちゃごちゃと文句を言われないこと
背もたれを倒しても、トレーのテーブルを出しっぱなしにしていても、車内で電子機器を使用していても文句を言われないこと。そして、シートベルトがないこと。これは技術的には安全ではないかも知れませんが、快適な旅を保証してくれます。

6.足元のゆとり
身長6フィート(約182cm)の男性でもなお2、3インチ(約5~7cm)のゆとりがあってとてもいいらしい。飛行機は座席の下に救命胴衣が入っていたりして、ちょっと窮屈なのは事実。


7.膝やひじにぶつかってくるカートがない
飛行機だと通路にちょっと体の一部分が出ているだけでも、客室乗務員が押してくるカートがぶつかったりすることがありますが、鉄道は車両の通路部分が広いのでカートがぶつかったりすることはなく、そもそもカートがありません。アムトラックは標準軌なので、新幹線をイメージするといいのかも。

8.おもてなし
もし飛行機の中でチーズデニッシュが食べたくなってもそれは無理な話。欲しくもないアメリカン航空のスナックパックを5ドルで買うことになります。鉄道ではそれよりもほどよいもてなしを受けられます。

9.手荷物を自分で持ち込める
列車の中でバッグをなくすと自分の責任になってしまいますが、空港の手荷物係員がバッグをどう扱うだろうかと気にする必要はありません。

他の利点としては安く、環境にやさしく、携帯電話はいつでも使え、さらに寝台車ならベッドもあるというところ。あとは列車に乗っている間インターネットさえ使えれば言うことなしだけれど、その他ではとてもすばらしく、愉快な旅が満喫できるとHankさんは締めています。

ゆったりと旅をするなら鉄道もいいものですが、時間を考えるとどうしても飛行機を選ぶ人が多いかも知れませんね。

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in メモ, Posted by logc_nt

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