お天気カメラが核爆発の瞬間を捉えて生放送


チェコの公共放送にて、よくある朝のお天気番組(延々とカメラが各地の映像を届けながら今日のお天気を伝えるというやつ)の放送中にピカッと白い閃光が走り、核爆発と思われるキノコ雲が発生。その一部始終が生放送されたとのこと。

当然ながら大騒ぎに。実際の映像は以下から。
YouTube - Fiktivni vybuch atomove bomby v Krkonosich (Zpravy CT24)


ロイター通信のサイトではもうちょっと高画質なものを見ることができます。

Art imitating atom blast | Video | Reuters.com

なお、この映像はYouTube用に切り出されたもので、ニュース番組で放送されたもの。実際には以下のような感じで放送されたとのこと。

Aktualne.cz



この映像が放送されたのは2007年6月17日の朝。当然ながら実際に核爆発が起きたのではなく、こういうフェイク(にせもの)の映像にすり替えられたわけです。すり替えたグループの名前は「ZTOHOVEN」と名乗っており、これまでもさまざまなこういった種類の活動を繰り返してきています。

こちらにある当時の発表された声明によると、彼らはテロ組織でも政治団体でもなく、アートグループだそうです。この映像すり替え(要するに電波ジャックみたいなもの)の目的は、社会を脅迫したり操作したりするためではなく、我々の毎日の生活の根本が「メディア」によって現実世界も世界中もともに成り立っていることを証明するためだったそうです。

今回の活動によって、実際の我々が現実と思っている世界は単純にメディアが作った世界を見ているだけであり、我々がテレビで毎日見ているものが「現実」であるかどうかはわからない、としています。また、新聞やテレビ、インターネットなどのメディアは本当に「現実」を伝えているのか?と疑問を呈しており、これが今回の核爆発映像を流したコンセプトであり、公共放送はこのようにして現実でないものを現実として視聴者に見せることができるのだから、なおのこと「真実」を伝えなくてはならない、とのことです。

なお、どのようにして放送をすり替えたのかというと、以下のようにして行ったそうです。

An artistic group interfered with the Czech TV broadcast with fictitious nuclear explosion (English) CzechTek WebLog

・関連記事
米軍御用達の核爆発レベルの衝撃にも耐えうるUSBメモリ「IronDrive」 - GIGAZINE

二段階熱核実験、コード名「カノープス Canopus」 - GIGAZINE

「爆弾の皇帝」と呼ばれた核爆弾が爆発するムービー - GIGAZINE

冷戦時にアメリカ軍からの核攻撃を想定して作られた核シェルター - GIGAZINE

スーパーマンの唯一の弱点である鉱石「クリプトナイト」は実在した - GIGAZINE

in 動画,   メモ, Posted by darkhorse