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Wikipedia創設者が検閲を解除させるために中国へ直談判に


以前、中国が国内のネット接続全体を通称「グレートファイアウォール」と呼ばれるファイアウォールで囲んだ上で、ネットの検閲を徹底的に実行しており、Googleなどの各種検索結果も中国当局に不都合のある情報は表示されないようになっていることをGIGAZINEでもお伝えしましたが、オンライン百科事典「Wikipedia」も、中国政府による検閲で、ブロック対象に入っているそうです。

そしてこの事態を重く見たWikipedia創設者が、中国政府の高官に直談判するために、中国へ渡る予定であるとのこと。

詳細は以下の通り。
Wikipedia Founder Jimmy Wales Says He Refuses To Bow To Chinese Officials Like Google & Yahoo Did. | Ceosmack

この記事によると、Wikipedia創設者Jimmy Walesが中国政府によるWikipediaの検閲やブロックについて話し合うために、9月に中国へと渡って中国政府の高官と直談判するそうです。


なお、GoogleやYahooなどは中国政府による検閲や検索結果のフィルタリングに協力する代わりに中国でのサービスの提供を認められていますが、Walesはそのような方法で公認を得るつもりはなく、検閲自体を拒絶するつもりであるとのこと。

ちなみに中国にはおよそ1億1000万人のウェブサーファーがおり、アメリカに次ぐ規模であるそうですが、伝えられるところによると、中国のグレートファイアウォールは3万~5万人の人間を雇うことで運営されており、2002年のハーバード大学によるレポートによると、中国政府は半年で少なくとも1万9000~5万のサイトをブロックした可能性があるそうです。

果たしてJimmy Walesの試みは成功するのでしょうか、それとも徒労に終わるのでしょうか。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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