乗り物

制作者が車上で死亡した蒸気エンジン付自転車


現在では自転車に小型のエンジンを付けた原動機付自転車や坂道を楽に登れる電動自転車も割とポピュラーになっていますが、今から100年以上前にも動力付きの自転車があったようです。

詳細は以下から。
Motorcycle Hall of Fame Museum 1894 Roper Steamer

150ポンド(約68kg)と見た目どおりの重さ。



メーターもある。



特許についてのプレート。



下には石炭室。



上にボイラーがあります。



排気管もゴツイ。



この自転車を製作したのは当時73歳のシルベスター・ハワード・ローパー。ボストンの小さな自転車レースに出すために作られたそうです。調整を重ねて最後には平均時速は約40mph(約64km)で走れる自転車になっています。

しかし、異変はトレーニング中に発生。近くで見ていた人によると、前輪がぐらつきだした後、突然自転車がコースから外れて砂場に突っ込み、乗っていたローパーは投げ出されたとのこと。アシスタントたちは車輪の下に横たわるローパーに駆けつけましたが、すでに死亡していました。診断によると彼は乗車中に心臓発作で亡くなったそうです。

当時の記事。



蒸気エンジン付き自転車に関しては以下が詳しい。

日本自動車百年史 第1章 前史 - 第5節 欧米に誕生した蒸気エンジン付自転車

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in 乗り物, Posted by darkhorse_log

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