2018年01月25日 08時30分00秒

値段は同じなのに内容量が減る「シュリンクフレーション」を確認できる「いつの間にか容量が減っている商品Wiki」

原料の価格高騰や人件費の上昇などによる生産コストが上昇し、どうしても商品を値上げしたい時に、商品の価格帯を変えないまま内容量だけを減らすことによって、消費者に分かりづらい形で実質的な値上げを行われる現象を、英語のShrink(縮む)になぞらえて「シュリンクフレーション」と呼びます。「いつの間にか容量が減っている商品Wiki」はさまざまな商品の価格・内容量の変化をまとめたサイトで、最近値上げをしたり内容量を減らされた商品でシュリンクフレーションが起きていないかチェックすることができます。

いつの間にか容量が減っている商品wiki
http://shrinkflation.info/

「いつの間にか容量が減っている商品wiki」では「菓子」「飲料」「インスタント食品」「冷凍食品」「加工食品」「日用品」という6つの商品カテゴリでまとめられています。

◆菓子
大豆・カカオなどの豆類や小麦粉を多く使うお菓子は、円安や原油価格の高騰などの影響を受けやすいため、シュリンクフレーションが特に起こりやすい商品といえます。例えば、不二家の「カントリーマアム」を見てみると、2006年では30枚入りだったのが2016年に20枚入りになるまで少しずつ減らされていて、さらに1枚当たりの重量も11.0gから10.0gに減っていることが分かります。

カントリーマアム - いつの間にか容量が減っている商品wiki

またロッテの「ガーナ ミルクチョコレート」は、2006年には75gで税抜100円だったのに対して、2015年には50gで税抜110円となっています。

ガーナ ミルクチョコレート - いつの間にか容量が減っている商品wiki

◆飲料
明治の「おいしい牛乳」は穀物の高騰を理由に、1000ml250円から1000ml260円へ1度値上げをしています。また2016年には、「子供や高齢者向けに筋肉への負担を1割軽減するためのパッケージ変更」という理由で、容器が一般的な紙パックからキャップ付きの新型パックに変更されます。それに伴って、筋肉への負担=牛乳の容量という明治独自の換算式によって、価格は変わらずに内容量が1000mlから900mlへ減っています。

明治おいしい牛乳 - いつの間にか容量が減っている商品wiki

サントリーの「なっちゃん」は、ペットボトルが500mlの内容量だったのが470ml、450ml、430ml、425mlとブランド・パッケージのリニューアルごとに少しずつ減っていることが分かります。

なっちゃん(ペットボトル) - いつの間にか容量が減っている商品wiki

◆インスタント食品
世界初のカップ麺である日清食品の「カップヌードル」はこの10年で2回の値上げが行われていました。日清食品によるプレスリリースでは、原材料の価格高騰などによってコストが上がってしまったために価格改定を行った旨が告知されていました。

カップヌードル - いつの間にか容量が減っている商品wiki

また理研ビタミンの「ふえるわかめちゃん」は、「ふえるわかめちゃん」なのに内容量が10%減ってしまっています。こちらも原料事情や労働環境の変化、物流コストの上昇などのさまざまな状況の変化によって、価格の改定や内容量の変化に踏み切ったとメーカーから公式に告知されていました。

ふえるわかめちゃん(大) - いつの間にか容量が減っている商品wiki

◆冷凍食品
マルハニチロの「プリッと大きなエビチリ」は、入っているえびが2017年には5個から4個に減っています。理由は特に公表されていませんが、日本で消費されるえびの80%はアジア諸国からの輸入でまかなわれているため、原油価格の高騰や漁獲量減少の影響を大きく受けた可能性があります。

プリッと大きなえびチリ - いつの間にか容量が減っている商品wiki

◆加工食品
日本ハムの袋入りウィンナー「シャウエッセン」は170g498円だったのが、原料・原油価格の高騰などによりその内容量が少しずつ減少。2013年には内容量は127gと最初の約75%ほどになっています。

シャウエッセン - いつの間にか容量が減っている商品wiki

エバラ食品工業の「焼き肉のたれ 黄金の味(中サイズ)」は、容器をリニューアルしたことで容量・価格が共に変化しています。ただし100g当たりの値段で考えると、リニューアル前よりもむしろリニューアル後のほうが安くなっていて、実質値下げされている「逆シュリンクフレーション」 が確認できました。

焼肉のたれ 黄金の味(中サイズ) - いつの間にか容量が減っている商品wiki

◆日用品
近江兄弟社の「メンターム 薬用スティック」は乾燥による唇のひび割れを防ぐために塗るリップスティックですが、原料価格の高騰や包装資材の原材料コストの上昇などによって、5gから4gに減っています。割合としては2割減ですが、一度で大量に使うアイテムではないので、内容量の変化は他の商品に比べると実感しづらい側面があります。

メンターム 薬用スティック - いつの間にか容量が減っている商品wiki

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