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あの「死海文書」がNASAの技術で解読され、オンラインで公開へ


紀元前2世紀から1世紀の間に書かれた限りなく聖書の原本に近いとされる写本集「死海文書」が一般公開されたことを以前GIGAZINEでお伝えしましたが、残念ながら「死海文書」は損傷が激しく、その全容を解読することは不可能でした。

しかしNASA(アメリカ航空宇宙局)が使用している技術を導入することで、肉眼では解読不能だった「死海文書」を解読することが可能になったそうです。また、将来的にその内容はオンラインで公開されるとのこと。

詳細は以下の通り。
Dead Sea Scrolls to Go Online - TIME

この記事によると、イスラエルは最先端技術を用いて「死海文書」を解読するプロジェクトを開始したそうです。


これはNASA(アメリカ航空宇宙局)を最近引退した科学者Greg Bearmanを中心に行われるもので、NASAが宇宙研究に用いている画像技術を「死海文書」の判読に利用するとのこと。

なお、解読は赤外線を用いた特殊なカメラを用いて行われ、死海文書がこれ以上損傷するのを防ぐためにも、光への露出は最小限に抑えるとしています。そして解読には5年かかると見込まれていますが、最終的にはインターネット上で公開されるそうです。

原本に近いことから、聖書の謎を解明する鍵となるであろうと推測される「死海文書」ですが、いったいどのようなことが書かれているのでしょうか。また、今のキリスト教の根幹を揺るがすようなことが書かれていた場合、本当に公開されるのかどうかが気になります。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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