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Microsoftが廃熱を住宅の暖房に再利用し年間40万トンのCO2排出削減を実現するデータセンターを建設


Microsoftがフィンランドの電力会社Fortumと組み、廃熱で住宅や企業の暖房をまかなうというコンセプトのデータセンター計画を発表しました。廃熱リサイクルとして、世界最大規模のプロジェクトになるとのことです。

Fortum and Microsoft announce world’s largest collaboration to heat homes, services and businesses with sustainable waste heat from new data centre region | Fortum
https://www.fortum.com/media/2022/03/fortum-and-microsoft-announce-worlds-largest-collaboration-heat-homes-services-and-businesses-sustainable-waste-heat-new-data-centre-region


Microsoft data centre to warm homes in Finland
https://techxplore.com/news/2022-03-microsoft-centre-homes-finland.html

データセンターはフィンランドの首都ヘルシンキに建設される予定。データセンターでは100%無公害の電力を使用しており、サーバー冷却時に発生する廃熱はFortumが回収、住宅や事業所などに接続されている地域暖房システムに転用することで、世界最大規模の廃熱リサイクルを行います。


今回の計画のユニークな点は、データセンターが最初から廃熱のリサイクルを前提とした立地に建てられるところです。Fortumによれば、接続される地域暖房システムはパイプ総延長が900kmにも及ぶフィンランドで2番目の規模のもので、ヘルシンキに隣接する都市エスポー、カウニアイネン、キルッコヌンミに住む約25万人が恩恵にあずかります。

Fortumのマルクス・ラウラモ社長兼CEOによれば、この仕組みにより年間約40万トンのCO₂排出を削減できるとのことです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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