映画

リドリー・スコット監督が映画「最後の決闘裁判」の大コケを「若い世代と携帯電話のせい」と語る

by Gage Skidmore

ブレードランナー」「ハンニバル」などの作品を生み出した映画監督リドリー・スコットがアメリカのポッドキャスト「WTF with Marc Maron」に出演し、自身の監督作品「最後の決闘裁判」について語りました。

Ridley Scott Blames Young People for The Last Duel Box Office Flop - Variety
https://variety.com/2021/film/news/ridley-scott-blames-millennials-last-duel-flop-1235117654/


最後の決闘裁判に関しては、スコット監督はアメリカ・Deadlineのインタビューで「次にやりたいことを選ぶのが普通だが、時々何かが降ってくることがある。最後の決闘裁判は、マット・デイモンからの『やりたいことがある』という電話が始まりだった」と答えていました。最後の決闘裁判は1億ドル(約120億円)の製作費をかけて作り上げられましたが、興行収入はわずか2700万ドル(約30億円)と、興行的に振るわなかったことが伝えられています

インタビュアーのマーク・マロン氏が、最後の決闘裁判が批評家から絶賛されたにもかかわらず興行収入が低かった点を尋ねると、スコット監督は「(配給元の)ディズニーのプロモーションは素晴らしかった」と回答。しかし、続けて「結局のところ、我々が感じたのは『観客はクソ携帯電話(fucking cell phones)によって育てられたのだ』ということ。ミレニアンは携帯電話を通じてでないと何も教わろうとしない。Facebookが彼らに誤った自信を与えているのだと思う」と批判しました。

by NASA HQ PHOTO

マロン氏が「史劇×アクションという映画は若者にとって魅力的なものだったと思う」と伝えると、スコット監督は「私もそう思う。特にマット・デイモン、ベン・アフレック、アダム・ドライバー、ジョディ・カマーがまさにそうで、これこそフォックスが作りたかったものだ。我々は皆、素晴らしい脚本だと思ってこの映画を作った」と回答。

自身のキャリア最大級の叙事詩的映画を作り上げたことに関しては、スコット監督は「私は今まで作った映画に後悔したことはない。一度もない。私は自分こそが自分にとっての1番の批評家であるということに早い段階から気づいている」と述べました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
14世紀に行われた最後の合法的な決闘を描くリドリー・スコット最新作「最後の決闘裁判」予告編 - GIGAZINE

リドリー・スコット監督&レディー・ガガ主演映画「ハウス・オブ・グッチ」予告編公開、「グッチ」創業者一族の愛と確執、そして暗殺事件を描いた物語 - GIGAZINE

リドリー・スコット監督がプロメテウス次回作の衝撃タイトルを発表、エイリアンと失楽園がキーワードに - GIGAZINE

映画の「ディレクターズカット」はどういう理由で作り出されているのか? - GIGAZINE

in 映画, Posted by log1p_kr

You can read the machine translated English article here.