メモ

生産的で幸せな人生を手に入れるための「習慣」を身につけるヒント


小さな習慣の積み重ねがやがて人生を大きく変えるという話はよく耳にしますが、実際に新たな習慣を始めて身につけるのは大変なものです。生産的で幸せな人生を手に入れるための習慣を身につけるヒントについて、「The Free-Time Formula: Finding Happiness, Focus, and Productivity No Matter How Busy You Are(フリータイム・フォーミュラ:忙しくても幸福・集中・生産性を見つける方法)」の著者であり、人生の生産性を向上させる方法についてレクチャーするジェフ・サンダース氏が語っています。

Rock the Power of Small Habits to Be More Productive | Modern Mentor
https://www.quickanddirtytips.com/productivity/small-habits-big-success

◆1:自分に合った「正しい習慣」は実践の中で見つけ出す
「早起きする」「デンタルフロスをする」「本を読む」「ジョギングをする」「SNSを見る回数を減らす」など、世の中には実践した方がいい気がする習慣の候補が無数にあります。しかし、「今の自分にとって必要な習慣はこれだ」とすぐに決めることは難しく、一体何の習慣を身につけるべきなのかを悩んだ結果、無駄に時間を過ごしてしまう場合も多いはず。

そこでサンダース氏は、「正しい答えはないので、まずは何かを選んで実践してみる」ことをオススメしています。何もしないでいるよりは何かをする方が有益な可能性が高いため、まずは手当たり次第にさまざまな習慣を試してみて、実践の中で自分に合うものを取捨選択する方がいいそうです。


サンダース氏の場合、まずは特定の目標を持たないまま「朝5時に起きる」という習慣を身につけることから始め、とにかく自分の人生を変えることにしたと述べています。サンダース氏は朝5時に起きるという習慣を身につけた結果、仕事が始まる午前9時までの時間で運動や仕事の準備を行う習慣も身につき、最終的に1日を元気で生産的に過ごすことができるようになりました。

もちろん、身につけようとした習慣の全てがサンダース氏に向いていたわけではなく、たとえば「瞑想」や「マインドフルネス」は合わなかったそうです。しかし、瞑想が自分に合わなかったことを「瞑想を身につけるのに失敗した」と捉えるのではなく、「瞑想は自分に合わなかった」とラベル付けして前に進むことが重要だとサンダース氏は述べています。

サンダース氏は、5~10個の「習慣リスト」を作成し、重要そうなものをランク付けして1週間に1個ずつ試すことで、自分に合った習慣を見つけることができるとアドバイスしました。


◆2:習慣を簡単に実践するための準備を整える
サンダース氏は「朝にジョギングをする」という習慣を身につけようとした初日、着る服を選んだり、水筒に水を入れたり、スニーカーを履いたり、走りながら聞く音楽を選んだりすることに苦労したとのこと。そこで、2日目は寝る前に服や水筒、スニーカー、iPodをあらかじめセットしておき、起きたらすぐにジョギングに出かけられる体勢を用意しておいたと述べています。

このように、習慣を身につけるにはさまざまな身体的・精神的な苦労が伴うため、できるだけ習慣を実践するハードルを下げることが重要と言えます。たとえば「ビジネス関連の記事をたくさん読む」という習慣を身につけたい場合、あらかじめ読みたい記事をPCやスマートフォンでブックマークしておき、メモ用のノートやペン、温かい飲み物などをテーブルの上に用意しておけば、すんなりと記事を読むことができるとサンダース氏は主張しています。

◆3:習慣を行う時間を確保する
新しい習慣を行うにはある程度の時間がかかるため、カレンダーで習慣のために時間を確保しておくべきだとのこと。スケジュールに習慣を組み込むことで、「この時間は習慣を実践するための時間だ」と自分に言い聞かせることができます。

◆4:自分にとって習慣がどれほど有益なのかを知る
いくら習慣が人生のためになると理解していても、世の中には習慣の妨げになるさまざまな誘惑が存在しています。たとえば、サンダース氏も「朝5時に起きる」という習慣を守るためには21時に寝なくてはならず、Netflixなどの娯楽を夜遅くまで楽しみたいという誘惑と戦っています。

こうした誘惑と戦うために、サンダース氏は「習慣の変化が自分にもたらした利益」について集中的に考えているとのこと。Netflixの誘惑に駆られた時、「朝5時に起きて運動することや、1日の準備をすることがどれほど素晴らしく、幸福で健康的なものか」を思い出すことで、習慣を続けることができるとサンダース氏は述べています。


◆5:自分のアイデンティティを習慣と結びつける
習慣を単なる行動として捉えるだけでなく、「自分のアイデンティティと深く結びついたもの」として位置づけることもサンダース氏はオススメしています。たとえば、ジョギングをする習慣を持っている人は「自分はランナーだ」と考え、さまざまな記事を読む人は「自分は生涯学習者だ」と思うことで、習慣を続ける動機付けが強くなるとのこと。

◆6:習慣について絶えず評価する
サンダース氏は常に同じ習慣に固執しているのではなく、自分が何を目指しているのかを定期的に再評価し、目標の変化に応じて習慣を変化させているそうです。絶え間ない自分自身や習慣の再評価には時間の投資が必要ですが、習慣をよりよいものに変えていくことで、数年単位で自分の利益になるとのこと。サンダース氏は1週間ごとに以下のような質問をして、これまでの1週間を振り返ると共に、今後1週間の予定を立てていると述べています。

・自分に対して献身的になることができたか?
・うまくいった習慣は何か?
・うまくいかなかった習慣は何か?
・次の週はどのような結果を得たいのか?
・結果を得るためにどのような習慣や行動をするべきなのか?
・今の習慣が自分のためになっていない可能性はあるか?


サンダース氏が実践するプロセスはシンプルなものですが、習慣を積み重ねるためにこれらのプロセスを実践することで、仕事や人生において快活さや集中力、幸福感を維持することができるとのことです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
簡単に始められる「世界の幸せの習慣6選」 - GIGAZINE

ぐずぐずと先延ばしにする習慣を打ち破るために「脳をだます」というシンプルな実践法 - GIGAZINE

「物事を先延ばしにする習慣」を克服するための10の方法 - GIGAZINE

科学に裏付けされた「脳の健康を保てる5つのちょっとした習慣」とは? - GIGAZINE

週に1回15分の習慣で仕事への不安を消し上司からの信頼度を上げた方法とは? - GIGAZINE

成功した人たちが早起きして朝8時前にしていた5つの習慣とは? - GIGAZINE

学習効率を上げるために身に付けておくべき5つの習慣 - GIGAZINE

ビジネス英語を効果的に身に付けるために押さえるべき7つのポイント - GIGAZINE

in メモ, Posted by log1h_ik

You can read the machine translated English article here.