たったの10行のコードで作られたMSX用RPG「10 Lines Hero」をブラウザで遊んでみた

たった10行のコードで作られた無料RPG「10 Lines Hero」を、ゲーム開発エンジン「YU-RIS」の開発者であるほのっぺ氏が公開しています。10行のコードで一体どんなゲームが作れるのかめちゃくちゃ気になったので、実際に「10 Lines Hero」を遊んでみました。

「10 Lines Hero」はMSX用のゲームで、ブラウザ上のMSXエミュレーターでも動作するように作られています。エミュレーターが起動してから30秒ほど待つと、「10 Lines Hero」が起動します。

「10 Lines Hero」のゲーム画面はこんな感じ。画面左側にプレイエリア、右側にミニマップ、上側に敵のレベル・体力(HP)、下側にプレイヤーのレベル・HP・経験値(EX)が表示されています。また、プレイエリア内には赤枠で囲まれたプレイヤーと、緑色の敵キャラクター「Surapuyo」、触れると体力が回復する「回復草」が配置されています。「10 Lines Hero」の目的は、プレイエリアに表示されたダンジョン内を探索し、ダンジョンの奥に捕らわれた姫を救うことです。

「10 Lines Hero」の戦闘は、敵キャラクターに「体当たり」することで行います。敵キャラクターの種類ごとに「弱点の方向」が設定されており、弱点の方向から敵に体当たりすることで体力を削ることができます。反対に、弱点ではない方向から体当たりすると、大きなダメージを受けてしまいます。

実際に敵キャラクターへ体当たりしながら戦う様子は、以下のムービーで確認できます。

10行のコードで作られたRPG「10 Lines Hero」の戦闘はこんな感じ - YouTube


探索を進めていると、ダンジョンの深部へ進むために必要なカギが見つかりました。しかし、カギは同じエリアにいる強敵「Kaffun」を倒さなければ手に入りません。今回は、敵のレベルが10であるのに対して、プレイヤーのレベルが３しかなかったため、一度撤退してレベルを上げることにしました。

以下のムービーでは、レベルを6まで上げてからKaffunに再び挑む様子を確認できます。

「10 Lines Hero」で強敵を倒して重要アイテムをゲットする様子 - YouTube


「10 Lines Hero」では他にも、ダンジョン内を移動できる「ワープトンネル」が配置されていたり……

暗い洞窟のような雰囲気のエリアが用意されていたりと、たったの10行のコードで作られたとは思えないほど多くの要素が詰め込まれています。

なお、「10 Lines Hero」はブラウザエミュレーターではなく、MSXの実機でも動作可能。Twitterには、実際にMSXで「10 Lines Hero」を動作させたムービーが投稿されています。