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21万6000mAhのバッテリー容量&最大11台同時出力可能なポータブル電源「Anker PowerHouse II 800」を使ってみた


モバイルバッテリー急速充電器で知られるAnkerから、21万6000mAhのバッテリー容量を備えたポータブル電源「Anker PowerHouse II 800」が2021年2月24日に登場します。2020年10月に登場した「Anker PowerHouse II 400」の2倍のバッテリー容量を誇るポータブル電源を実際に使って、給電能力を試してみました。

Ankerのポータブル電源・アウトドアバッテリーの製品一覧ページ | Anker (アンカー) Japan公式サイト
https://www.ankerjapan.com/category/POWERSTATION/

「Anker PowerHouse II 800」の外箱はこんな感じ。


外箱の側面には、「スマートフォンを55回充電可能」「ノートPCを10回充電可能」「デジタルカメラのバッテリーを38回充電可能」「ランタンを63時間使用可能」「小型冷蔵庫を6時間使用可能」と記されており、大容量電源の威力がアピールされています。


外箱のフタを開けると、説明書と本体の上部を保護する発泡スチロールが現れます。


発泡スチロールの下には、「Anker PowerHouse II 800」本体がビニール袋に包まれた状態で入っていました。


「Anker PowerHouse II 800」本体の見た目はこんな感じ。上部にはバッテリー残量や出力を表示する液晶パネルが搭載され、下部にはさまざまなポートが配置されています。


ポートは以下の通りで、上側にUSB Type-Aポートが4基、下側には、Anker独自の出力技術「PowerIQ 3.0」に対応したUSB Type-Cポートが2基とDC入力ポートが2種類搭載されています。


さらに、左側にはシガーソケットが1基、右側にはACポートが2基搭載されています。


背面はこんな感じ。背面上部の白い部分にはLED搭載されており、非常灯として使えます。


LEDの明るさは3段階で、最も明るい状態はこんな感じ。


本体上部には持ち運びに便利な取っ手が付いています。


底面はこんな感じ。大きなゴムパッドが2つ取り付けられています。


「Anker PowerHouse II 800」の電池容量は21万6000mAh。DC入力は最大120W(11-28V/10A)。USB Type-Cポートは最大入力60W(5V/3A,9V/3A,15V/3A,20V/3A)で、最大出力も同じく60W(5V/3A,9V/3A,15V/3A,20V/3A)。USB Type-Aポートは合計最大出力(5V/6A)。AC出力は500W(110V/4.54A)。シガーソケットの出力は120W(12V/10A)です。


本体左側面にはスリットが入っています。


右側面には、スリットの上部にLEDライトが搭載されています。


右側面に搭載されたLEDライトの明るさはこんな感じ。


「Anker PowerHouse II 800」本体の重さは8.6kgです。


身長170cmの男性が手に持つとこんな感じ。8.6kgという重さですが、大きな取っ手が付いているので持ち運びやすく感じました。


付属品はこんな感じ。左上から順に、USB Type-AとUSB Type-Cのケーブル、両側がUSB Type-Cのケーブル、シガーソケットからDC入力するためのケーブル、DC入力用のACアダプタです。


他に、取扱説明書とAnker製品ではおなじみの「Happy?」カードが入っていました。


「Anker PowerHouse II 800」を使う前に、まずはDC入力ポートから「Anker PowerHouse II 800」本体を充電します。


本体上部の液晶パネルにはバッテリー残量が表示されます。


「Anker PowerHouse II 800」を使って、バッテリー残量0%のスマートフォンやタブレットを合計8台充電してみます。今回は、USB Type-Cポートに「iPad Pro 12.9インチ」と「Pixel 5」を接続。USB Type-Aポートには「第2世代iPhone SE」「iPhone XS Max」「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」を接続。さらに、AC出力ポートにはApple製の20W電源アダプタを介して「iPhone 11 Pro Max」と「Pixel 3a XL」を接続しました。


端末を接続したら、各ポートの上部に配置された円形のスイッチを押します。このスイッチが青色に点灯すると、「Anker PowerHouse II 800」からの出力が始まります。


出力中は、液晶パネルに合計出力と出力可能時間の予想値が表示されます。


PowerIQ 3.0の効果を確認するために、ワットチェッカーを使ってUSB Type-Cポートから「Pixel 5」への出力を測定してみました。測定結果を見ると、8.54V/2.13A(約18W)という「Pixel 5」を仕様上の最大入力で充電できていることが確認できます。


2時間充電し続けたところ、「iPad Pro 12.9インチ」が100%、「Pixel 5」が100%、「第2世代iPhone SE」が98%、「iPhone XS Max」が94%、「iPhone 11」が97%、「iPhone 11 Pro」が51%、「iPhone 11 Pro Max」が100%、「Pixel 3a XL」が100%と、ほとんどの端末をバッテリー残量90%以上まで充電することができました。


8台の端末を充電した後の「Anker PowerHouse II 800」のバッテリー残量は75%。


まだまだ使えそうなので、ノートPCとフルHDディスプレイに給電してみます。


そのまま2時間ほど、文章入力や画像編集といった作業を行いましたが、「Anker PowerHouse II 800」のバッテリーは52%も残っていました。


「Anker PowerHouse II 800」を実際に使ってみた結果、タブレットを含む8台のデバイスを充電し、PC作業を2時間行っても半分以上バッテリーが残りました。「Anker PowerHouse II 800」のバッテリー容量は21万6000mAhで、最大500Wまで出力可能。さらに、シガーソケットからの入力にも対応しているので、アウトドアや災害時に活躍しそうです。


なお、「Anker PowerHouse II 800」の価格は税込7万4800円。2021年2月24日より、Anker Japanの公式サイトやAmazon.co.jpで入手できます。

Amazon.co.jp: Anker PowerHouse II 800 (超大容量ポータブル電源 216,000mAh / 778Wh)【純正弦波 AC500W(瞬間最大1,000W) / 11台同時に充給電 / 合計最大出力770W / ◇PSE認証済】キャンプ アウトドア 車中泊 緊急 / 非常用電源: 家電・カメラ

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by log1o_hf

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