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バーチャルな女の子と一緒に現実で足湯を楽しめる装置を開発した猛者が登場


広い世の中には「女の子と足湯デートをしてみたい!でも気になるあの子は違う次元の住人で、同じ湯につかることができない……」と悩む人がきっといるはず。そんな次元の壁が超えられない苦しみと孤独を抱える人のために、仮想現実(VR)を使ってバーチャルな女の子と一緒に足湯を楽しめる装置を電気通信大学大学院の学生が開発し、ムービーで公開しています。

キャラクターと一緒に足湯に入るVRを作ってみた - ニコニコ動画



「1人で足湯に入っていると、なんだか寂しくなりませんか?」と、太陽光発電パネルが置かれた屋上で、なぜか手製らしき足湯につかる男性。


そんな孤独から救ってくれる装置「孤独をFOOT BATH(フットバス)」が以下。


装着しているヘッドセットの中では、バーチャルの女の子が同じ足湯につかっています。


さらに、仮想空間内に女の子がただ存在しているだけでなく、女の子が歩くとその波が足につたってきたり、女の子と足で水の掛け合いをしたりすることも可能。


装置の構成はこんな感じ。専用の足湯には造波装置と水しぶき装置が付いています。また、使用者はVRのヘッドマウントディスプレイと、足の動きを読み取るためのトラッカーを装着します。


造波装置は三角柱状のブロックがついていて、上下に動くことで足湯に波を作ることができます。


女の子が手前から奥に動くと、造波装置も手前から奥にかけて動き、まるで女の子が本当に歩いた跡のような波を再現することができます。この波を足に受けることで、バーチャルの女の子と足湯につかっている体験に奥行きが生まれるというわけです。


さらに、水しぶき装置はポンプで組み上げた水を噴射し、使用者の足にかけます。


足につけたトラッカーが動きを検知すると、この水しぶき装置が作動します。


VR空間内で女の子に足で水をかけると、水をかけ替えしてくれるという体験をよりリアルにするための装置です。


ムービーの最後では「一人のあなたを独りにしません!」という力強いメッセージ。「孤独をFOOT BATH」はかなりの力技で次元の壁を越えて足湯デートを実現できるシステムとなっていました。なお、この装置は電気通信大学大学院の梶本研究室の土谷慧さん・浅津秀行さん・眞田華道さん・田中叡さん・水原遼さんによって開発されたもので、第26回国際学生対抗バーチャルリアリティコンテストで第3位を受賞したとのことです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by log1i_yk

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